風力発電導入拡大に向けて!
風力発電量2030年の導入見通しを2020年早期に達成見込み!
2015年7月に経産省は長期エネルギー需給の見通しにて2030年のエネルギーミックス(電源構成)を次のようにまとめています。
引用 経済産業省 「長期エネルギー見通し」
再生可能エネルギーは全体の22~24%でそのうち風力は1.7%となっています。
政府は原発への依存を可能な限り低減し、再生エネルギーの最大限の導入をしていこうとしています。日本風力発電協会によると、2030年の目標であった風力発電量は1000万kWは2020年以降早期に達成見込みと、市場は盛り上がっています。日本風力発電協会は引き続き2030年には3620万kWを目指しており、陸上の風力発電だけで、2660万kWの陸上風力を導入していくそうです。
下記は地域別の風力発電の導入量です。
引用:2016/2/29 日本風力発電協会 「風力発電の導入拡大に向けて」
しかし、2020年頃までは復興や東京オリンピック特需によって、建設コストや資材費が高くっていくため、風力発電の導入コストの大幅な低下は難しいようです。
小型風力発電ブームなるか
2016年3月に第4回 国際風力発電展が行われました。太陽のFIT価格が下がり続ける中、小型風力に関して下記のように言われています。
太陽光の導入が急増したことなどから、経済産業省は価格を是正。そのため、「太陽光の導入を検討していた個人や企業が、小型風力に関心を示すようになった」と各メーカーの担当者は口をそろえる。また、世界風力エネルギー協会によれば、小型風力の発電容量は、世界的に見ても最近5年間で年率20%前後伸びている。
引用:日経ビジネスONLINE「小型風力発電、出力アップで普及に追い風」
小型風車の日本海事協会への型式認証を目指す動き
55円で売電するためには日本海事協会の型式認証が必要で現在13機が登録されています。展示会では新たな垂直軸型の小型風力発電が発表され、来年中に型式認証うけて、発売を目指す動きが見られ小型風力の普及が期待できます。
小型風力の設備コストダウンにむけて
さきほど東京オリンピックの特需による、建設コストや資材費が高くなっていってると述べましたが、小型風力発電のコストについては以下のように検討されています。
小型風力の最大の課題は設置コストが割高なことだ。20kWで2000万~3000万円にもなる。その対策として新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は産学と連携し委託・共同開発を開始した。小型風力発電の主要部品である電力変換装置などの研究開発を実施し、部品の標準化を進め30%のコストダウンを目指している。
引用:日経ビジネスONLINE「小型風力発電、出力アップで普及に追い風」
このように太陽光のFIT価格の値下がりや、展示会での新たな小型風力発電機の登場で小型風力に注目があつまってきています。メーカーによるさらなる技術革新が小型風力の普及につながると小型風量発電機の価格も下がり投資しやすくなる可能性もでてくると思います。
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