小型風力発電とは?
風力発電の分類
太陽光発電が、発電出力50kWを境に「低圧・高圧」に分類されるのと同じように、風力発電もその発電の大きさによって分類分けがなされます。
風力発電の定義は国際電気標準会議(IEC)にて、以下の様に分類されています。
分類 | マイクロ風車 | 小型風車 | 中型風車 | 大型風車 | |
---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | Ⅱ | ||||
出力 (kW) |
1未満 | 1~50未満 | 50~500未満 | 50~1,000未満 | 1,000以上 |
小型風力発電機はIEC 61400-2 第2 版(2006)において「ロータ受風面積が200m2未満、交流1,000V未満または直流1,500V未満」(水平軸風車ではロータ直径が16m[約50kW相当]未満)と定義され、また2m2未満(約1kW未満)の風車はマイクロ風車と定義されている。
この、小型風車を用いた発電を小型風力発電と呼びます。
小型風力発電の固定価格
また、小型風力で売電事業をおこなう場合、20kWを境に固定買取価格が区分されている点に注意が必要です。
2015年度風力発電買取価格
風力 | 20kW以上 | 20kW未満 | 洋上風力 |
---|---|---|---|
調達価格 | 22円+税 | 55円+税 | 36円+税 |
調達期間 | 20年間 | 20年間 | 20年間 |
このように20kW以上の場合、買取価格が大幅に下がりますので売電事業を検討している方は注意が必要です。
小型風力発電は大型風力発電と違い、風車を設置するのに大きな土地が不要であり、また、環境アセスメント適用外のため設置が比較的容易で、造成費用などのコストを低減できるメリットがあります。
太陽光発電の買取価格が下がり、普及が徐々に落ち着いている現在、次に普及すると最も有力視されているのが20kW未満の小型風力発電です。
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