土地付き分譲小型風力発電のメリット
個人で風力発電投資に取り組む場合、設置費用、システム代金により多くの方が20kW未満の小型風力を選択することになると思います。
その場合、20kWを超えない範囲内でなるべく大きな発電規模を持つ風力発電所を設置するには、300坪弱の土地が必要になります。
また、どんなところにでも設置できるわけではなく、騒音トラブルをクリアするため住居まで一定の距離があり、周りに遮蔽物がなく、ある程度の風力が得られる土地となると設置箇所は限られてきます。
では、その土地を自分で用意しなければ、風力発電をおこなうことが出来ないのか?
いえ、そんなことはありません。それを可能にするのが「土地付き分譲小型風力発電」です。
土地付き分譲小型風力発電
土地付き分譲小型風力発電とは、広い敷地に風力発電機を設置し「土地とセットで風力発電所を販売すること」を指します。自分で風のある土地を探し、更に風力発電機を設置できる施工業者を探しだすのは非常に煩雑な作業になります。
土地付き分譲小型風力発電では、施工・販売業者があらかじめ風力発電に適した土地を見つけ、そこへ風力発電所を建てたものを販売しますので、そういった手間を軽減できます。
また風力発電の最大のメリットは、その魅力的な固定価格にあります。
同じ再生可能エネルギー発電で、投資に用いられるものの代表としては太陽光発電が挙げられます。
しかし、太陽光発電はその投資収益性の高さから急激に普及したため、2011年に40円だった10kW以上の全量買取価格は2015年度には27円まで引き下げられました。
ただそれとは対照的に、中々普及の進まない風力発電の買取価格は20kW未満の小型風力発電で55円と、2015年の太陽光発電の買取価格の2倍以上で高止まりしています。
では、実際にどれくらいの収入になるのか?
例えば、C社19.8kWの小型風力発電所の場合、年間予想発電量を6万6299kWhとしています。
この発電量に固定価格55円(税別)⇒59.4円(税込み)をかけると
66,299kWh*59.4円 = 3,938,160円となり、これが1年間の売電収入となります。
また、固定価格買取制度の買取期間は20年ですので、単純計算で20倍の78,763,212円が総収入となります。
小型風力発電投資は、土地代、風車メーカーにより2,000~3,500万円になりますが、C社の風力発電所でおよそ3,500万円ですので、上記のシミュレーションの場合で利回り11.2%程度になります。
ただ、もちろんそう簡単な話ではなく、以下の様な費用がかかることにも注意が必要です
- 融資を受けて設置した場合はここから金利の返済
- メンテナンス費用
- 各種保険
- 土地を購入した場合は固定資産税
- 土地賃貸の場合は土地賃料
土地付き小型風力発電お役立ちコンテンツ
全国の土地付き小型風力物件
都道府県毎に物件をお探しいただけます。