【買取価格下落】大型風力発電の買い取り価格1~2円安く
日本経済新聞
なぜ買取価格が下がるのか?
毎月の電気使用料金明細書を見てみますと、項目の一つに「再生可能エネルギー賦課金」とあります。
これは、電気を利用しているすべてのお客様から電気使用量に応じて徴収されており、電力会社が再生可能エネルギー由来の電力を買い取る際の原資となっています。
そのため、買取価格が下ることは「再生可能エネルギー賦課金」も下がることを意味し、最終的に電気料金への転嫁が少なくなることを意味しています。
太陽光発電買取価格との比較
固定価格買取制度が始まって買取価格の下落は太陽光発電についで2例目です。制度施行後、太陽光発電は普及が拡大し、2012年7月の買取単価は40円/kWhでした。しかし、国は賦課金の負担を懸念し買取価格は年々下落し、今年度は24円/kWhにまで下がっています。
2012年7月~ | 2013年度 | 2014年度 | 2015年4月~6月 | 2015年7月~ | 2016年度 | 2017年度 | |
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太陽光発電 | 40円 | 36円 | 32円 | 29円 | 27円 | 24円 | ?円 |
風力発電 (20kW以上) |
22 | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 | 20円? |
洋上風力発電 (20kW以上) |
36 | 36 | 36 | 36 | 36 | 36 | ? |
小型風力発電 (20kW以下) |
55 | 55 | 55 | 55 | 55 | 55 | ? |
小型風力発電は、大型風力発電・太陽光発電に比べると2倍以上の買取価格がついているため、普及が進めば急激に下落する可能性があります。
今回の大型風力発電の買取価格下落は、検討段階であり決定ではありませんので、今後の動向をチェックした方がいいでしょう。
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