分譲小型風力発電の風車(ブレード)に鳥がぶつかることは?
あります。風車に鳥がぶつかることをバードストライクといいます。
風力発電による鳥の死因は非常に少ない
下記の表をみると、鳥の死因原因全体の件数が1万件に対して1件というデータがでており、風力発電による鳥の死因は非常に少ないことがわかります。
死因原因 | 件数 |
---|---|
高層ビル、窓 | 5000件 |
猫 | 1000件 |
その他 | 1000件 |
高圧電線 | 800件 |
自転車、列車 | 700件 |
殺虫剤 | 700件 |
通信用タワー | 250件 |
風車 | 1件 |
引用:牛山泉(2014)「トコトンやさしい風力発電の本」(148頁)
一般的に鳥類は生息地域に新しい建築物がたったとしても、建築物を避けるだけで、建築物付近で餌をさがしたり、繁殖するし続ける傾向があります。
鳥が生息していることも知らずに風車を建ててしまうとバードストライクが起きる可能性が高くなってしまいます。
バードストライクを回避するために環境省では地球温暖化防止対策として風力発電導入の推進と鳥の保護を両立を目的に、風車設置の手引きをつくっていますので、それを参考にするといいでしょう。
手引きの内容は風車の立地選定を行う時に事前に把握すべき、渡り鳥の経路や希少鳥類などの保護上重要な地域等が書かれています。ただし、風車を建てる際の鳥類に対する影響については未解明な部分も多いため、専門家に相談することも必要でしょう。
参照:鳥類に関する風力発電施設 立地適正化のための手引きこのデータは小型風力外に発電機を設置する上でバードストライクは避けられない可能性が高いため、万が一バードストライクで風力発電機が故障した場合に対応できるように補償を付けておくといいでしょう。
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