分譲小型風力発電の風車は風の向きが変わっても回りますか?
風車のタイプに関係なく風向きに対応できる
風車は風向きが変わってもそれに合わせて回ることができます。風車の種類はいくつかありますが、主に水平軸型と垂直軸型があります。
私たちが一般的に想像するプロペラがまわっているタイプのものを水平軸型風車といいます。(下図参照)
水平軸型ではプロペラのブレード(羽)が1~5枚で構成されてる風車がありますが、一般的に風力発電では3枚ブレードで構成されているものが用いられます。
もう一方の垂直軸型風車は風向きに合わせて駆動部を回転させて発電することができます。(下図参照)垂直軸型は騒音が少なく、多方向の風向きに対応でき、メンテナンス費用削減も可能です。
各メーカーによって風車のタイプや性能が違ってくるので確認しましょう!
⇒小形風力発電機の国内・海外メーカー
季節によって風向きと風量がちがう
風力発電が盛んなヨーロッパ諸国では、偏西風という風が年中安定的に吹いています。それに対して日本では風向きや強さは季節によって違います。
日本には季節風があり、夏には太平洋から南西の弱い季節風が、冬には中国の大陸から北西に強い季節風が吹きます。夏は発電量が少なく、冬の発電量が多いと思った方がいいでしょう。
とはいっても、日本の地形は複雑で局所的に風の向きや風量がちがいますので、細かく調べる場合はNEDOの局所風況マップを参考にするのもいいでしょう。
NEDO風況マップ
ただし、ここで表示される風速値は計測高度が30m、50m、70mの3点になっており、小型風車の場合、風車の高さが数mから15m程度になるため、NEDO局所風況マップで表示される風速予測よりも実際の風速は低くなる可能性がありますので注意しましょう。
(画像引用:日本小型風力発電協会:小型風車導入手引書)
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