分譲土地付き小型風力発電に投資するならどの都道府県の物件がいいですか?
小型風力発電は魅力的な投資だとわかったけど、どの県の物件がいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。
まず、設置場所を見る前に小型風力発電の特徴を復習すると、
- 風は一般的に上空に向かうほど強くなる。つまり風車の位置が高いほど発電量が良くなります。
- 発電量は風車のブレード(羽)が回転してできる面積に比例し、風速の3乗に比例して増加するため、風速が2倍になると、発電量は2*2*2*=8倍になります。
※この計算に拠る数値は、実際のメーカーの持つ実測データとは異なる場合があります。 - 季節風に影響する、夏は太平洋から南西の弱い季節風、冬は中国大陸から北西に強い季節風が吹きます。
このように風力発電の発電量は、風車の面積など他の条件が同じ場合、風速の3乗に比例して増加するため、1m/sでも風況が良いところにこだわる必要があります。
ただ、小型風力発電は稼働案件自体が少なく、実測されたデータも少ないため、今回は風力発電が比較的多く導入されている県が風況がいいところだと判断してみています。
それでは、平成28年3月末時点で導入が多い都道府県を見てみましょう。
平成28年3月末 都道府県別導入量
順位 県 20kW未満 20kW以上 1位 秋田 6件 16件 2位 北海道 17件 2件 3位 青森 5件 7件 4位 新潟 8件 3件 5位 鹿児島 3件 4件 (参考:資源エネルギー庁 設備導入状況等の公表)
グラフを見ると東北に風力発電が多いようです。次に各県の導入場所を比較してみましょう。2015年3月の記録で、10kW以上の風力発電です。
秋田県の場合
画像引用: NEDO 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
北海道の場合
画像引用: NEDO 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
青森県の場合
画像引用: NEDO 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
新潟県の場合
画像引用: NEDO 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
鹿児島県の場合
画像引用: NEDO 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
東北の分布図を見てみると、日本海側に偏って設置されています。これは、冬の季節風が強い点から偏っていると予測できます。そして、鹿児島県含めるとよく海岸沿いに設置されています。鹿児島は50%が島ですので風が比較的に多方向から吹きやすくなっており、風も強い傾向があります。
物件を選ぶ際には、その土地に風が吹くかどうかが最重要になってきます。最近では、日本海側沿いの石川県で2016年3月にNK認証の型式認定を受けているWInPowerのGHRE19.8Jの第一号が稼働しようとしています。
詳しく知りたい方はこちら↓
小型風力発電機 WInPower GHRE19.8J 初号機稼働!
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