風力発電の事故はどんなことが原因でおきますか?
風力発電の事故・故障データについて
残念ながら、小型風力発電は稼働している案件が少ないためデータが出ておりません。
参考として、2004年から2013年まで10年分の「20kW以上の中型・大型風力発電」の主な事故データをNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)がまとめておりますので見てみましょう。
NEDOデータをみてみると、全事故件数の25%程度を自然災害が占めています。
また、レベル1※へ至る重大な事故は「暴風・乱流」「落雷」の自然災害が75%も占めており、保険の重要性が窺えます。
※レベル1とは構成部品の落下・飛散により人身事故を引き起こす可能性があるものです。
原因不明を除いた事故全体で見てみると、設計製造不良が31.0%と最も大きな原因になっています。こうしたケースでは定期的なメンテナンスが事故防止に役立ちますし、初期不良の場合は施工・販売業者や風車メーカーがどの程度保証するのか購入時の注意も必要になってきます。
風力発電の保険について
保険業界が独自でまとめた「風車事故の支払実態」のデータをみてみると、落雷が76%と一番多くなっています。
小型風力発電の風車は大型風力発電と比較すると、小さく低くなります。そのため、落雷のリスクはある程度低くなることは予想されますが、遮蔽物がない場所が風力発電に向いているため、小型風車といえど落雷のリスクをある程度想定し、保険やメンテナンスを検討することが重要になります。
このデータは小型風力だけのデータではありません。また小型風力発電については三井海上火災保険がを再生可能エネルギーの普及のために総合保障プランを販売開始しています。
「固定価格買取制度(FIT)」の価格が下落する中、55円/kWhという高価格を維持している小型風力発電事業に注目があつまり始めていますので。これから後押ししてくれる保険会社がでてくるのではないでしょうか?
→小柄風力発電の保険についてはこちら
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