株式会社サンエイエコホーム【メガ発インタビュー】 － 土地付き太陽光発電の投資物件探しは【メガ発】

宜しくお願いします。

当社は2009年4月に鎌倉で創業を開始いたしました。

最初は住宅用太陽光発電に携わっていましたが、ご存知のように2012年の7月1日からFIT法が制定されまして、それを機会に土地を探し始め、投資型土地付き分譲太陽光発電所の販売を開始し現在に至っております。

昨年(2017年)8月には隣町の藤沢に移転いたしました。

元々は工事がメインで倉庫やトラックを停めるスペースが必要だったので、駅から離れた場所にありましたが、以前から投資家様より会社を訪問したいというお話を頂いていたことと、当社で働く従業員の皆さんも通勤しやすいということで、こちらへ引っ越してまいりました。

過去6年に渡り中国、韓国、ドイツやヨーロッパ諸国、また日本国内のパネルメーカーさんの工場生産ライン、及びセル工場など様々な施設を見学しました。

視察する上で注視する点ですが、工場内が整備されてキレイな状態を維持しているのか？また、最新機器を使用して太陽光モジュールを生産しているのか？などをチェックしています。

また、同じメーカーでも生産工場が異なったり、同じ工場内でも生産ラインが違うだけで出来上がる太陽光パネルの品質に差が出ます。20年間安定した品質を維持できるのかという点において重要ですので、生産ラインや設備、働いている従業員さんの様子を見て使用する太陽光パネルを選定しております。

一番印象に残っている失敗エピソードとしまして…

低圧17区画分の投資型土地付き太陽光発電を開発する機会があり、その南側に木が生えていました。伐採が可能ということでしたので太陽光発電所の建設を進めていたんですが、完成間近になって、その土地の地主さんが『木を伐採させない』と仰ってきました。

このままでは木の陰が太陽光発電を阻害してしまいますので、どうにかならないかと思い、地主さんのところへ訪問しました。 地主さんに木を伐採できませんかとお願いしましたが、取り合っていただけず塩を撒かれたりで、全く相手にしていただけませんでした。

その後も弊社の投資物件をご購入いただいたお客様のために、地主さんのところへ何度も足を運びました。 最終的には地主さんから太陽光発電事業に対しご理解をいただくことが出来まして、無事に木を伐採させていただき胸を撫で下ろしたというエピソードがありましたね。

日本全国の太陽光発電の施工・販売業者ですとか、メーカーさん、商社さん、工事専門店が集まって、月に一度、東京・名古屋・大阪で勉強会を実施しています。

「不良工事の撲滅」をスローガンに掲げてまして、毎月全国から集って色々な事例を共有し勉強する事で技術を向上しようという会ですね。

私は昨年まで一年間会長を務めさせて頂きまして、現在130社くらいの集まりになっています。

そうですね。兵庫県のある現場で、太陽光発電事業者さんが困った末に、新エネルギー革命会にご依頼いただいた話なんですが…

山の斜面に無理やり太陽光発電所を設置した為に、土がどんどん削れて危険な状態になり、周辺住民とトラブルになっている事例がありました。

現場を見に行ったところ、地面が削れて山肌が見えており、今にも太陽光発電所が崩れてしまいそうな状態でしたが、新エネルギー革命会のメンバーで補強工事をし、安全な運転状況まで改善したという事例がありますね。

いま考えているのが、20年間しっかりと投資家の皆様の太陽光発電に寄与していきたいという点です。

弊社では現在約150箇所の太陽光発電所のメンテナンスを実施していますが、色々なメーカーの部材を採用して発電所を建設してきた中で、私どもの選定ミス等により太陽光発電所にトラブルが起きているケースもあります。

こうした事例を踏まえ考えたところ、太陽光パネル・パワーコンディショナー・架台などを全て日本のメーカーから選定して、お客様にご提案させていただくのがよいのではないかと感じております。

架台に関しても改正されたJIS規格（2017）に準拠したものを使用しています。投資型土地付き太陽光発電に使用する部材を全て国産にしてしまうと、販売価格は競合他社さんと比べ割高にはなってしまいますが、弊社は利回りが落ちても20年間しっかり運用できる太陽光発電所作りを重要視しております。他社との差別化を図るとともに、健全な太陽光発電事業に寄与できるよう今後も注力していきたいと考えています。