26年度の買取価格(売電価格)、産業用は税込34.6円へ。収益への影響は?
太陽光への投資はまだまだ有望
平成26年度の買取価格(売電価格)が決まりました。産業用は税込み34.6円となるようです。
経済産業省の有識者会議「調達価格等算定委員会」は7日、再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が固定価格で買い取る制度に基づいて、2014年度の買い取り価格案をまとめた。
企業などが設置する非住宅用の太陽光発電の買い取り価格は、13年度から約3円引き下げ、1キロ・ワット時あたり34・6円(4月からの税込み)とする。13年度は前年から約4円引き下げており、引き下げは2年連続となる。
出典:読売オンライン 太陽光、買い取り価格3円下げ…2014年度案
最終的な判断は経済産業大臣が行うため。決定ではありませんが、昨年もこの流れで価格がきまった経緯があるため、恐らくこのあたりの金額で落ち着くと予想されます。
それでは、50kW低圧で設置した場合、平成25年度の37.8円と、平成26年度の34.6円では収益性にどのくらいの差がでるのでしょうか。
50kW低圧を設置した場合の、25年度の37.8円と26年度の34.6円での収益性を比較
年度 単価 | 平成25年度 37.8円 | 平成26年度 34.6円 |
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設備容量 | 50kW | 50kW |
年間発電量 | 50,000kWh | 50,000kWh |
年間売電額 | 1,890,000円 | 1,730,000円 |
20年間の売電額 | 37,800,000円 | 34,600,000円 |
年間で16万円、20年間で320万円収益が下がることになります。もちろん、地域やモジュールの方位、傾斜角度によって発電量が変わりますが、25年度と比較すると回収に一年以上長く時間がかかることになるでしょう。
ただし、他の投資案件と比較した場合、まだまだ太陽光発電の方が優位といっても過言ではありません。
出典:月間「事業構想オンライン」 遊休地活用、資産運用には「太陽光発電」
- 太陽光発電事業は他の資産運用と比べて利回りが高くリスクが低い
- 20年間定額で買取価格(売電価格)が決まっているので安定した収益が見込める
- グリーン投資減税による優遇税制を受けられる
- 土地を持っていない場合には、土地付きの分譲型太陽光発電商品がある
- 故障などのリスクには保証がある。分譲商品には売電額を補償してくれるものもある
エコ発:資産運用としての太陽光発電
太陽光発電はリスクの低さと利回りの面でかなり安定した投資案件です。さらに、平成26年度内であれば、グリーン投資減税による一括償却を受けることが可能です。グリーン投資減税の一括償却は、即時償却することで課税所得をゼロに抑えることができる優遇税制です。こちらの期限が平成27年3月31日までとなっているので、所得金額が大きい方は節税面でも大きなメリットがあります。
24年度、25年度と比べると収益性が下がってしまうのは致し方ありませんが、投資の観点から見れば依然として太陽光発電は魅力的な商品です。
どうしても高い買取価格(売電価格)で売電したい場合は分譲型の購入も可能です。分譲タイプであれば、土地を持っていなくても太陽光発電を始めることが可能で、37.8円や42円確定済みの案件が販売されています。人気も非常に高く、販売と同時に完売ということも珍しくありません。
メガ発には分譲型太陽光発電の最新情報が多数ございます。複数の案件へのお問合せも可能です。お気軽にお問合せください。