ため池の太陽光発電 水を抜いても順調に稼働
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兵庫県小野市で「フロート式太陽光発電」が実験稼働中
兵庫県小野市浄谷町の農業用ため池「浄谷新池」で、水面に浮かべる「フロート式太陽光発電」が、水を抜かれた農閑期も、順調に稼働している。2013年7月から実証実験に取り組む北播磨県民局は「全国初の試みとして、実験データを積み重ねたい」とする。
二つの島状の浮き(232平方メートルと256平方メートル)で実験。どちらにも発電パネルを80枚並べ、パネルの傾斜角度を10度と20度に設定した。
2月下旬から池の水を抜いた状態で発電を続け、3月初めまでのデータを取った。県社総合庁舎(加東市社)屋上にある太陽光発電装置と比べ、同じ時期の発電効率は約1・2倍だった。池の水を抜く直前に発電装置の部品を変えたため単純に比べられないが、部品を変更前の発電効率は庁舎屋上と比べ、約1・1倍だったという。
「実験では予定通りの発電ができている」と同県民局。ほかの東・北播磨地域のため池でも、民間企業体による同様の発電計画が複数浮上しているという。
出典:神戸新聞NEXT ため池の太陽光発電 水を抜いても順調に稼働 小野
メガ発でもフロート式の太陽光発電システムを販売中ですが、土地の確保が年々難しくなってきているため、今後はこういったため池を活用した設置事例が増えてくるかもしれません。
全てのため池が使えることはないと思いますが、日本にはため池が全国に約21万ヶ所存在しています。こちらのニュースも兵庫県の記事でしたが、兵庫県はため池の数が47,956ヶ所で全国一位です。今後は兵庫県内でため池を活用した「フロート式太陽光発電」が増えてくる可能性もありますね。
参考:ため池とは 農林水産省
メガ発で販売中の「フロート式太陽光発電」も兵庫県にあります。
兵庫県 加古川 水上フロート型 1.5M メガソーラー
太陽光パネルは熱に弱いデメリットがありますが、フロート式太陽光発電は水上にあるので、日射の照り返しによる温度上昇を抑制することが期待できます。また環境保護の観点からも土地の造成などが必要ないため企業のCSR活動に適しているともいえます。
「フロート式太陽光発電」にご興味のある方は、お気軽にメガ発までお問い合わせください。