株式会社ENETECH(エネテク)【メガ発インタビュー】 - 土地付き太陽光発電の投資物件探しは【メガ発】

株式会社ENETECH(エネテク)【メガ発インタビュー】

太陽光発電設備の設置工事や、システムのメンテナンス事業に力を入れている『株式会社エネテク』

太陽光発電売電事業を実施されているオーナー様で

『太陽光発電システムはどのように点検するの?』
『売電を開始した後、実際にどんなトラブルが多い?』

などとお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は太陽光発電設備の保守管理のプロフェッショナルである野口貴司 関東支社長にお話を伺いました。

株式会社エネテクについて

本日は宜しくお願い致します。

宜しくお願いします。

御社のホームページを拝見しまして、建設設備工事事業・保安保守管理事業・再生可能エネルギーなど様々な事業に携わっていますね。御社の事業についてもう少し詳しく教えていただけますか?

まず会社の成り立ちですが、元々は電気工事業からスタートした会社です。まだ設立11年目と若い会社ではありますが、社長が独立したことをきっかけに色々な事業を展開しています。

社長のエピソードを1つ紹介させていただきますと、史上最年少で第一種電気工事士の国家資格に受かり、当時地元の新聞にも載ったそうです。

それはすごいですね!お若い時からそういった独立心みたいなものを持っていらっしゃったんですね。

そうだと思います。サラリーマンで工事の管理をしていて、そこから独立したのが弊社の成り立ちになりますね。

電気工事業についてですが、当社は低圧から高圧までの一通りの電気工事に対応できます。

本社が愛知県小牧市にあり、また支社が名古屋にあるので、中部地区を中心に、関東、関西でも事業を展開しています。

再生可能エネルギー事業に関しては、施工保守管理全般をやられているということですね?

おっしゃる通りで、保守管理はキュービクルなどの管理、電気設備の保安事業については社内に在籍している電気主任技術者が対応します。 太陽光発電の関連事業は固定価格買取制度開始の2012年以降、ぐんぐん伸びてきています。

ドローンでメンテナンス!?

PV EXPO 2018 エネテク展示ブース

御社では「ソラパト」というメンテナンスサービスを展開されていると思います。 ホームページを見ますとドローンでのO&Mに力を入れていらっしゃるかと思いますが、従来のやり方とドローンを使った保守管理の違いやドローンの強みなどを教えていただけますか?

まずドローンはいま多くの会社が取り入れられていますが、エネテクとしては太陽光発電のメンテナンス担当者がドローンを飛ばすという強みがあります。

エネテクさんのメンテナンスの担当者がドローンを飛ばす、ですか。

はい。太陽光発電の設備のことを分かっていない方がドローンを飛ばした場合と、弊社のような太陽光発電設備について熟知している者が飛ばす場合とで、ドローンで設備を撮影した段階で点検の精度や質に差が出ることがあります。

その他の強みとして、発電所の不具合がその場で改善できる可能性がある点ですね。
実際の事例としては、パネルが20枚あるストリング(1回路)をドローンで点検し撮影した画像を見たところ、ストリング全体が発電していないことがわかりました。 接続箱を開けて確認してみるとヒューズが何箇所も飛んでいたのですが、その場でヒューズを取り替えて復旧しました。弊社のようにここまでワンストップで対応できるドローン業者は他にあまりないと思います。

ただ、あくまでドローンは点検ツールの一つでして、メインは点検業務全般になります。 また、ドローンでの点検は特別高圧(2MW以上)など大規模な発電所に有効なツールと言えます。 

私もドローンを動かしたことがあるんですが、思った以上に操作が難しいですよね。

そうですね。

ドローンの操作訓練にも時間を割いているしょうか?

合宿でドローンの操作資格取得に向けての研修をやってます。 民間の資格ですが、禁止エリアでのドローン操作申請などがスムーズに行えます。

ドローンの操作の資格は設備を点検する上で重要ですね。

屋根置きの太陽光発電設備ですと市街地にある場合も多いので、そのような時にドローン操作の有資格者ですと行政機関への申請がスムーズになるのでメリットがありますね。

わかりました。ありがとうございます。

保守点検をした中で最も多かったトラブルや事例は?

これまで、低圧・高圧・特高など様々な規模の発電所を保守・点検をされてきたと思うのですが、その中で今まで一番多かったトラブルや事例を教えて下さい。

やはりダントツで多いのがパネル・モジュールの不具合ですね。
直近のデータで低圧および高圧太陽光発電所の約10%がメーカー保証相当の不具合を起こしています。 高圧に限っていえば不具合の率は更に大きくなります。(パネルの枚数が多くなるため、その分不具合が起こる確率が大きくなる)

なるほど。
点検した発電所の10%程度がパネルメーカーの保証期間内に保証を受けられる程度の不具合を起こしているということですね。

そうですね。
そしてほとんどが売電開始5年以内に不具合を起こしています。パネルのメーカー保証は20~25年保証がついている場合が多いので、基本的には全ての案件が保証の対象になります。
モジュールメーカーとの交渉は専門的・技術的な内容が多くなりますので、その点を弊社でサポートできるというのも一つの強みですね。

本当ですね。
そこは専門的な知識をもっている方の力を貸していただけないと、太陽光発電事業者(投資家)さんだけでは中々対応が難しいそうですね。
つぎに、すでに太陽光発電所をお持ちのオーナー様が全国に多数いらっしゃいますが、これだけはやっておいて欲しい、または気をつけておいて欲しい点があれば教えていただけますか?

端的にですが…
頻度は太陽光発電所の規模によって異なりますが、適正な点検を必ずやってほしいと思います。

それは年に一回など、定期的にということですか?

そうです。
低圧でも1年に最低1回は保守点検を実施された方がいいです。特に1回目の点検では施工不良など工事会社さんの瑕疵を見つけられる可能性があるので。
また、太陽光発電所は風雨などにさらされるので、定期的に点検しておくことで何かしらのトラブル予防になります。
接続箱やパワコンについてですが、直流電気が流れています。例えば端子が緩んでいた場合、アークが出てそこから火花が出て燃えるなんてケースはよくあります。

燃えるなんてケースもよくあるんですね。

しょっちゅうありますね。
燃えると言っても大規模なものでなく例えばコネクターが溶けていたり、そういったものを含めれば今までの点検の中で何百件も見つかってます。
最悪の場合では接続箱が炎上してケーブルを伝い、パネルまで燃えてしまう事もあります。 ネジが緩んでいるなどの簡単なものが原因で事故に繋がりますが、点検を行っていれば未然に事故を防げるものもありますので。

野立て太陽光発電所は人里離れた場所に多くありますが、そういった場所で火災がおこれば大規模な火事になる事も想定できますね。

ありえますね。
そこまで大規模なものに至ったケースは今のところありませんが、もし先程の接続箱に雑草が生い茂っていたりすると、延焼して最悪山火事になる可能性も今後想定できますね。

もちろん売電による収益も大事なんですが、そこは太陽光発電設備を設置および運営する上で特に気をつけたいところですね。

太陽光発電は『売電による投資事業』という考えが先頭に立ってしまいがちですが、FIT(売電)単価を絡めた太陽光発電事業は国の施策として自然エネルギーを普及させるという目的で、高いFIT単価を設けています。
ですので、もう一つの要素として日本の自然エネルギー普及の一翼を担っているという意識をもっていただくことも必要なのではないかと思いますね。

今後再生可能エネルギーが普及していく上でのエネテク社の立ち位置とは

最後の質問になりますが、世界的に脱炭素社会という潮流の中で、これからも確実に太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及は進んでいきますが、その中で御社はどういった立ち位置で再生可能エネルギーの普及に携わっていかれますか?

今のFIT制度に基づいた売電事業モデルは、未来永劫続くものではないでしょう。
ただ、相応の電力が必要な企業や事業者であれば、自家消費型の発電設備というものは費用的にも有効な方法ですし、火力発電による二酸化炭素の排出も低減でき、環境問題にも貢献できます。 ですので、今後はそういったところに注力して自然エネルギーの普及に努めていきたいと思っております。

プロフィール

株式会社エネテク

野口貴司 関東支社長

前職で原子力発電所事故の賠償業務等に従事した後、自然エネルギーの普及促進を志してエネテクに入社。同社の展開する太陽光メンテナンスサービス『ソラパト』が掲げる「太陽光発電メンテナンス日本一」の目標に向かって日々奮闘中。その風貌から、太陽光メンテナンス界の「西郷どん」と呼ぶ人もいるとか…

対談を終えて

エネテクさんは、いま様々な業種やサービスで活用されているドローンを使って太陽光発電設備のメンテナンスサービスを展開しており、『太陽光発電の市場を健全にし、かつ太陽光発電事業者様にご満足いただくサービスを提供するためにはどうすればいいか』などといった、探求心が凄く感じられる企業さんでした。

メガ発には日々メンテナンスに関するお見積もりやお問い合わせを頂いておりますが、エネテクさんの成約率が他社さんと比較してトップクラスなのも自然と頷けました。

また、取材の中で『低圧および高圧太陽光発電所の約10%がメーカー保証相当の不具合を起こしている』現状も知ることができました。小さな不具合も含めると、かなりの割合でなにかしらのトラブルが起こっている事が考えれます。

太陽光発電に投資して売電収益を得るだけでなく『日本の自然エネルギー普及の一翼を担っている』といった自覚を持つ事もとても大切だと思いました。

再生可能エネルギーをもっと普及させていく為にも、重大な事故が起こる前に太陽光発電設備のメンテナンスはしっかり実施しておきたいですね。

エネテクさんは太陽光発電の施工・保守管理のプロフェッショナルです。太陽光発電所をすでにお持ちの方も、これから太陽光発電に投資をされる方も、メンテナンス等でお困りなことがあれば下の『無料お問合せはコチラ』のボタンをクリックしていただくことでお問い合わせいただけます。お気軽にご相談下さい。

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