【ユーザーインタビュー Vol.5 】東京都 S.Y様:最初のリスクヘッジが運用のカギ!
今回はすでに太陽光発電所6基、風力発電所2基をお持ちの投資家様にインタビューしました。当初は非課税事業者として収益をすべて確保するために、初めから売上高の上限を決めておいたそうです。それに合わせて想定売電収入を考慮しながら物件を探していたようですが、途中で方針変更もされたようで、それはどういった理由だったのでしょうか。また、20年後の発電所の撤去費用のお話も聞きました。FIT期間終了後の撤去費用事情は気になるところですよね。こんな方法もあるのか、と参考にしていただければ幸いです。それではインタビューVol.5をご覧ください。
遊休地活用から始まり増設へ
まず太陽光発電投資をはじめようと思ったキッカケを教えて下さい。
もともと太陽光を電気に変換するという仕組みに興味がありまして、10年前に自宅の屋根に太陽光パネルを設置して、固定価格買取制度で太陽光発電をしていたんです。2016年に土地を相続しまして、空き地で雑草が生えたりすると近所からも苦情が出ました。なんとかしなければいけないなということだったんですが、土地が遠方だったもので、自分で草刈りに行くわけにもいきませんでした。そこで色々と考えた結果、当時は自宅の太陽光発電の調子も良くて、安定して発電できるということもわかっていたので、思い切ってFIT27円の価格で太陽光発電投資をやってみようと思い立ったのがきっかけです。
最初は所有されている土地からスタートしたのですね。
そうですね。実は産業用太陽光発電はもうそれで終わりにしようと思っていました。ところが、先ほどの遊休地に設置した発電所でうまく収益が上がってきたのが見えて、これだったら投資として成り立つのではないかと思い、少しずつ太陽光発電所を増やしていきました。
1基目発電所:Canadian Solar(カナディアンソーラー)社製パネル使用の37kW発電所、FIT単価27円
いまは何基お持ちですか?
太陽光発電所は6基、風力発電所を2基保有しています。
幅広く投資をされているのですね。ちなみにいまお持ちの発電所は住まいから近くにあるものがほとんどですか?
太陽光発電所は中国地方に2か所、紀伊半島に3か所、北海道に1か所保有しています。あと私は仕事上、会計の知識も多少あったものですから、消費税の還付ですとか、あるいは会社員としての損益通算をして、所得税が還ってきたりですとか、そういった事を自分で調べながら確定申告書も自ら手続きをして楽しくやっていますね。売上高が税抜きで1000万円を超えなければ非課税事業者として消費税分を懐に入れられるというのもあって、大体上振れしたときのリスクも含めて、年間の売上高が900万円くらいになるように着地点を設定して投資を進めてきた形ですね。
しっかりと計画したうえで資産を形成されているのですね。
ところが、インボイス制度が数年後に始まって益税が受け取れなくなるのだろうと言われています。色々と調べてみたのですが、恐らく非課税事業者はこの世の中から無くなってしまうのではないかと思っています。なので売上高を1000万円以内に抑えるという意味合いが自分の中で無くなってしまいました。それだったらもう一気に投資を拡大していこうということで、風力発電投資まで手を出しました 笑。
風力発電所は一番最後に購入されたのですか?
そうですね。2020年6月に売電を開始したばかりです。
風力発電は太陽光発電に比べて実収益が読みづらいと言われていますが、これから順調に発電するといいですね。
しっかり発電してくれれば、かなり収益を見込めますからね、頑張ってほしいところです。
発電所を買う前にまず販売店を見る
太陽光発電の投資物件を探されているとき、どういう点を重視して物件を探されていましたか?
最初は設備の知識があまりなかったにも拘わらず、舞い上がってしまってなんとなく買ってしまいました 笑。そのあと徐々に太陽光発電に関する知識がついてきて、重視するようになったのが、販売会社がいかにちゃんとしているか、という点です。これは20年の投資になりますからね、途中で事業を撤退したりですとか倒産したりする業者は出てくるものだろうと思っていましたので、長くお付き合いできる販売会社さんがどこかを重視して物件を選びました。なのでネットだけの情報で購入を決めるのではなく、実際に販売会社に赴いて会社の方とお会いして直接話を聞いて信頼できる会社かどうかを確認をして購入を決めたというところがあります。
6基所有されていますが、全ての販売会社に一度は訪問したのですか?
そうですね。それともう一点、信販会社のローンが使えるかどうかというところを重視していました。自己資金で全て投資するわけにはいかないですからね。信販会社から見れば、20年間しっかり収益を上げる投資物件かどうかをある程度見極めたうえで融資して下さるわけですから、その物件の信頼性 、そして販売店の信用性 を示していると考えています。これは当たっていると思います 笑。
1基目発電所・裏側:単管パイプ架台。防草対策として防草シートの上に砂利を敷設
投資物件はこれまで何件くらい比較検討されてきましたか?
件数としてはそこまで多くないと思います。北海道の物件は、20年後に機器を廃棄するために、普通なら廃棄費用の積み立てがそろそろはじまると思うのですが、その販売店は廃棄せずにそのまま無料で設備を引き取ってくれるという事でした。なので他の5基の廃棄費用分をこの北海道の発電所で賄おうと考えました。そして私も50代後半なので、20年後に生きてるかどうかわからないわけですよね。なので相続する人が出てきたときに、迷惑をかけないような手立てを考えてたちょうどその時にこの北海道の物件と出会えたわけです。
めぐり合わせでしょうか、いいタイミングですね。
そうですね。中国地方と紀伊半島に発電所がありますが、梅雨の時は天気も大体一緒なんです。2020年7月もあまり発電しないという状況になりました。なので地域的なリスクヘッジも必要なのかなと思い、梅雨のない北海道がいいのかなと思っていたのも、購入を決めたキッカケですね。
発電所を購入する際に、実際に現地は見に行かれましたか?
現地を見たのが4か所で、残り2か所は見てないです。現地を見てない理由ですが、先ほどの物件選びで重視する点で申し上げたように、この販売会社は信頼できると判断したのと、あと発電所が遠方だったので現地には行きませんでした。
家族にナイショの売電事情
ご契約から売電開始まで時間がかかった発電所はありましたか?
ないですね。心配することもほとんどなかったです。ですから業者さんがしっかりしていると、多少スケジュールにずれが生じてもしっかりフォローしてくれたので安心できました。ヨイショするわけではないですが、メガ発さんから紹介してもらう物件であれば、変な業者に当たる確率はほぼないのではないかと思っています。
ありがとうございます。
購入する前から対応の良い業者さんは、購入した後のフォローもすごくいいですね。そこは担当者が変わってもそういう傾向があると思います。なのでこれから太陽光発電所に投資をされる方は単に利回りだけで買うのではなく、その業者さんが信頼できる会社なのかどうかを自分の目で確かめていただけたらいいのではと思います。
まずはご自身が納得し信頼できる販売店から太陽光発電所を購入するという事が、太陽光投資で失敗しないための大きなポイントになるわけですね。
そうですね。口八丁の営業マンに当たったからといってその会社の信用力が極端に下がるわけではないですが、ぜひともおススメしたいです。
中国地方に設置の5基目発電所:Qcells(キューセルズ)社製パネル使用の51kW発電所。
最初に太陽光発電に投資した際、発電所を購入する前と後での心境の変化というのはありましたか。
サラリーマン生活では味わえない、自分で決めて投資をしている満足感というのは明らかに感じていますね。自己満足の世界に浸っちゃってます。
太陽光発電所を購入する際にご家族には相談はされましたか?
一番最初は相続した土地に設置したので当然家族には相談しました。その際は特に反対もされず、そもそも自宅の屋根に太陽光発電を設置していたので、一定の理解を得ることはできました。2基目以降は相談しませんでした。最後には家族に『いいかげんにしなさい。』と言われちゃいましたが、一応無茶なことはしないお父さんということで、評価は確立していたのかなと思っています。ただ実は、平均してトータルで18年間ほど売電期間が残っているわけですが、これからどのくらい利益が残っていくかなどに数字の話については、家族にはまだしていないです 笑。
リスクヘッジとその効果
最後にこれから太陽光発電投資をされる方へアドバイスをお願いします。
ひとつあげるとすれば、自治体が公表しているハザードマップは確認した方がいいと思います。なので、販売店から頂いた資料をもとに、すぐにハザードマップに引っかかってないかを確認された方がよろしいかと思います。津波や洪水、土砂災害の危険性がないかを確認してください。水害であれば保険は使えますが、やはり壊れるのはイヤですからね。私は浸水リスクのある発電所については購入検討から除外しています。
中国地方に設置の5基目発電所:全面に防草シートを敷設し、コンクリートブロック架台を採用した発電所
たしかに初めて太陽光発電投資をやられる方は、ハザードマップを確認する人は少ないかもしれません。アドバイスありがとうございます。
私もそうでしたが、意外と舞い上がってしまうんですよね。車を買う前と一緒で、先に気持ちが高ぶってしまい、気をつけなきゃいけないところに目が行かなくなってしまう事があると思います。そこは冷静になって太陽光発電投資を検討してもらいたいです。それが功を奏したのか、いまのところ大きなトラブルは6基中1件もありません。
インタビューを終えて
これまでインタビューをしてきた投資家様のお話を聞いていると、一貫して販売店の信用性や、信頼度を重視し物件選びの条件の一つとして捉えているように感じました。立地や価格帯で条件通りの物件を見つけたとしても、その案件を購入することがゴールではありません。そこから販売店と20年間のお付き合いしていくわけですので、メールや電話でのやりとりだけでなく、出来る限り一度担当者とお会いしてお話されるのがいいかもしれませんね。S.Y様のように最初の業者選びから丁寧に行っていけば、そのあと運用も特に問題のない安心できる発電所を手に入れられるかもしれません。仮にトラブルがあったとしても、迅速丁寧なフォローをしてくれそうですよね。
発電所を購入するということは、おそらくご自身の中でも大きな出来事になるかと思います。だからこそ一度落ち着いて、発電所周囲の状況や災害リスクなど、予め防げるようなポイントをしっかり押さえておき、その条件の中で自分の希望に沿った案件を選んでいくのがいいかもしれませんね。20年間で起こりうるトラブルを減らすためにも、最初の段階で出来るだけリスクヘッジを心掛けて、安心・安定した運用を目指しましょう!
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メガ発事務局 太陽光アドバイススタッフ
小野
お客様のご要望を上回る一歩先のご提案を目指し、日々業務に励んでおります。掲載物件の管理、各提携業者様とのやり取り、セミナーの企画管理と幅広くメガ発の運営に携わっており お客様へのご対応の際には、運営で得た経験をフルに活用し、お客様の声に寄り添ったご対応を心がけております!