産業用・投資用土地付き太陽光発電に保険はないのですか?
野立て・産業用太陽光発電にも保険はあります。
太陽光発電投資は国の制度の下、20年間安定した収益が見込めることが大きなメリットです。しかし、万が一のリスクへの対処法は事前にできるだけ備えておきたいものです。
産業用太陽光発電を運営していく上で、リスクヘッジとして保険に加入するのがベターとされています。こうした保険に加入しておくことで、自然災害による事故や盗難による被害のリスクを回避できます。
保険に入るためには大まかに2つの方法があります。
- 発電事業者本人が保険会社に申請手続きを行う方法
- 保険が付帯するサービスに加入する方法
2.に関しては保険サービスに加入している販売・工事業者と売買(請負)契約を結ぶ、他、ソーラーローンを信販会社で組んだ際に保険が付帯するものや、メンテナンスサービスに付帯するものなど多岐に亘ります。
発電事業者本人が保険会社に申請手続きをする場合
以下の4社は太陽光発電に関する保険を提供しています。
- 東京海上日動火災保険
- 超ビジネス保険
- 企業総合保険
- あいおいニッセイ同和損保
- 三井住友海上
- 普通火災保険+オールリスク補償特約
- 企業費用・利益総合保険
- 施設所有(管理)者賠償責任保険
- 損保ジャパン日本興亜
- 太陽光発電事業者様向け火災保険
同じ保険会社でも法人・個人、また発電所の規模によっても掛け金・補償内容が異なってきますので、詳細は保険会社または代理店にお尋ねください。
保険に加入している販売・工事業者と売買(請負)契約を結んだ場合
東京海上日動など、保険会社と提携している販売・施工会社と売買(請負)契約を結んだ場合、保険に加入することができます。また、独自で保証を設けている業者もいます。株式会社ノースエナジーでは、購入した発電所のメンテナンスと補償を20年間のパッケージで提供しています。
メンテナンスと保険の補償内容は以下の様になっています。
メンテナンス | ||
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発電量監視 | 随時実施 | 遠隔監視ツールでのアラーム監視を実施 |
定期点検 | 年一回実施 | 技術者にて、現地確認を実施 |
問題発生時の対応 | 随時対応 | 遠隔監視での異常検知時に対応 |
保険の補償内容 | ||
財物リスク (地震等を除く) |
火災、落雷、破裂・爆発、風災、雹災、雪災、水災、電気的・機械的事故その他不測かつ突発的な事故による損害 | |
出力制御補償制度 (抑制有り物件に付随) |
電力会社による出力制限:公表した制御時間、制御割合に応じて ※年間1,000時間、50万円 |
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財物損壊等による利益損失 | 事故による逸失利益 ※一日あたり補償限度額は1万円、最長12ヶ月 |
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第三者への損害賠償 | 支払い限度額(1事故)5,000万円 |
この様に機器のメンテナンスだけでなく、出力抑制による売電の補償も行っているようです。また地震を除く自然災害時の補償も受けられるため、保険に加入する手間を省くことができます。
ノースエナジーの詳しい情報はこちら
株式会社North Energy(ノースエナジー)
株式会社North Energy(ノースエナジー)【メガ発インタビュー】
投資用土地付き太陽光発電は高価な商品ですが、価格だけで選ぶのではなく、アフターフォローも充実した業者を選ぶことで、よりローリスクな投資案件となることでしょう。
保険に関する詳しい内容はこちら
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