太陽光向けの無担保ローンの開始
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太陽光発電事業は低リスクで利回りがいいことから、投資用商品としての認知度が高くなっています。魅力的な商品である反面、導入費用が高額であるため、資金繰りで悩む人も多いです。土地とシステムがセットになった分譲太陽光発電システムは、低圧50kw程度で2000万円前後の導入費用がかかりますので、融資を受けて購入する人が大半になります。
そんな中で大手信販会社のジャックスと福島市に本社を持つ東邦銀行が提携して新たな商品を発表しました。『東邦・太陽光発電システムローン』で無担保で借りいれが可能で10kW~50kW未満の太陽光発電システムの建設に必要な資金需要に対応したものです。
この融資制度は、10kW以上50kW未満の産業用太陽光発電システムの建設に必要な資金需要に対応したもの。融資金額の上限額は1500万円で、融資期間は最長20年と長期の借り入れが可能。固定価格買取制度(FIT)を活用し、低圧線に系統連系した小規模な太陽光発電所の建設を想定している。
利用対象者の条件は、申込時の年齢が満20歳以上65歳以下で完済時年齢81歳以下、勤続(営業)年数が2年以上かつ安定・継続した収入が見込め、原則として、団体信用生命保険に加入できることなど。東邦銀行の営業区域内に居住もしくは勤務している人が対象となる。借入金額は100万円以上1500万円以内で、自営業者の場合は1000万円以内。
引用元:2014/5/12 23:00 日本経済新聞
東邦銀行の営業区域内に居住しているか、勤務している人という条件がありますが、融資先をお探しの方には朗報です。太陽光発電事業の融資に前向きな企業もまだまだ出てきそうです。
太陽光メーカーも保証面の向上へ
太陽光発電モジュールメーカーのアップソーラージャパンが50kW以下の低圧太陽発電向けのシステムの保証内容を延長することを発表しました。従来は10年間保証でしたが、5年間延長して15年間として、パワーコンディショナの損傷や万が一のシステム故障の際には無償で修理・交換に対応します。
さらに発電量がシミュレーション予測の80%を下回った場合に損失分を保証する内容も新たに盛り込まれます。
保証内容をより充実させることで低リスクで購入できることや、銀行・信販会社が太陽発電事業向けに新商品を提供することから、発電事業者にとってまさに追い風が吹いてる状況です。この機会に是非、太陽光発電システムのご購入を検討してみてはいかがですか。