公務員でも副業OK?太陽光発電投資は大丈夫?【地方公務員ノリ】
初めまして、地方公務員のノリです。
メガ発さんよりコラムのご依頼をいただきましたので、地方公務員である僕がどのように太陽光発電投資を始めたのか、太陽光発電投資を行ったきっかけ、行ってみて感じたことなどをまとめました。
少しでも太陽光発電投資をこれから行う人へのよいきっかけとなればと思います。
目次
太陽光発電投資を始めたきっかけ
まず、僕の初めての投資は太陽光発電投資でなく、株式投資でした。
小型株へ集中投資を行うスタイルで、運良く投資額を3年で10倍まで増やすことができました。
しかし、ハイリスクハイリターンの投資方法であったため1日で本業のボーナス1回分以上の利益が出たり、逆に1日で月収分の利益が減ったりしていたため、精神的な消耗が大きく、夢でも株式投資をしている時さえ多々ありました。
このままでは良くないと思い、資産が増えてきたタイミングで、一部を安定した投資へ分散投資をしたほうが良いと考えはじめました。
そこで、様々な投資を検討し、候補の1つに太陽光発電事業を調べたところ、国が20年間の買い取りを保証してくれるFIT 制度のことを知り、調べれば調べるほど魅力的な投資であることに気づきました。
また、ちょうどこの時期に、僕の友人の親父さんが経営する企業がFIT36円で500キロ以上の発電所を設置したニュースが地元紙に大きく載り、すぐに友人へ電話し、太陽光発電投資の収益や、実際の事業を行う上でのハードルなど、気になるところを教えてもらいました。最後に「やるなら買取単価の高い今のうちだよ」という、友人のこの一言でやると決心したのが、太陽光投資を始めるきっかけでした。
株式投資を開始して5年目の年末、僕は数日で200万円以上の損失をだしてしまい、株式投資の怖さを改めて認識し、そのタイミングで、非常に安定して収益が入る太陽光発電投資への資産配分を一気に増やしました。
今現在、コロナショックによる株価暴落で、当時の僕と同じように株式投資だけで資産運用している人にとっては非常に厳しい時期であると思いますが、僕は資産の大部分を太陽光発電へ投資していたため、正直ほとんど影響がありません。
株式市場が不安定なこの時期に、思い切って資産運用の選択肢の一つとして、太陽光発電投資への分散投資をオススメします。
太陽光発電投資の振り返り
僕の1基目は、自宅の隣接地の畑に、36円で12キロワットの太陽光パネルを設置しました。
この設備の振り返りと反省としては、見積もりを一社のみで行ってしまい、割高な契約をしてしまったことです。
36円設備で、自己所有の土地へ設置出来れば、うまくいけば利回り12~15%程度は狙えるはずですが、1社のみで見積もりを取り、基礎をコンクリート基礎にしたことでさらに金額が増え、表面利回り8%程度という結果になっています。
利回りがすべてではありませんが、やはり収益性で劣ってしまいますので、投資金額回収まで期間が長くかかってしまいます。
ただし、金額が高かった分、施工は完璧で、コンクリートブロックで高さ(パネル前面160センチ以上)があるため、1日に積雪30センチ以上積もった日でも、パネルから落下した雪の除雪を行う必要がありませんでした。
お金をかけた分、維持費がかからず助かっております。
これから初めての土地付き太陽光発電設備を購入するかたへアドバイスとしては、とにかく多くの物件を調べ、たくさん資料請求し、多くの担当者と会って直接話を聞くことをおすすめします。
業者によって全く対応が違いますし、その業者の力によって信販融資の通せる力などが違うことがわかってきます。
表面利回りが低いからダメではなく、設備の内容や、完工までのフォロー、メンテナンスやアフターサービス(例えば先端設備の申請までを行ってくれる業者や、1年、5年、9年、と定期的な設備のメンテナンスを無料で行ってくれる業者もあります)まで総合的に評価し、判断することが重要になります。
また、話は戻りますが、この初めての太陽光発電投資の時、僕は公務員という立場でしたので、職場に副業として太陽光発電投資を行う旨を話し、申請を行い、許可を得ました。
田舎ということもあり、農業を兼業で行っている職員や、地主の職員も多数いましたので、僕の職場では副業へのハードルが高くなく、すぐ許可を得ることができました。
本業に支障がないこと、仕事で関わる業者と利害関係が発生しないことなど、いくつかの条件のもと、行えるようになりました。
一応確認しておきますが、公務員は、不動産投資や株式投資は行えます。
太陽光発電投資についても、不動産投資と扱いは同じで、年間の売上規模がそこまで大きくなければ、問題ありません。
また、僕はブログを書いていますが、公務員の読者の方からよく相談を受けます。
- 職場に相談しましたか?
- 職場に相談したらダメと言われました
- 職場に黙って太陽光始めたらヤバいですか?
といった内容です。
そんな方へ、いつもするアドバイスとしては太陽光発電投資は公務員でも行っていい副業ですし、僕のように太陽光発電投資をしている公務員はたくさんいます。 ただ、自分で管理し、本業へ支障が出てしまってはいけないので、メンテナンスは外注するようにしてください。
職場に釘を刺されて動けないようであれば、法人を設立し家族(親や奥さんなど)を社長にして、あなたは保証人になるだけであれば、堂々と事業を行えますよ!
とお伝えしております。
結局、最後は自己責任になりますので、職場に申し出てNGだったから投資を辞めるのか、行動をおこして着実に資産形成するのかは、あなたの気持ちと行動次第です。
所有してみた結果
所有してみての結果としては、太陽光発電設備は、毎年安定して売電できておりますので、そういった意味では、分散投資は大成功でした。 その後、次々と設備を増やしていったので、今となっては太陽光発電投資が僕のメインの投資になっており、安定収入をもたらしてくれる最高の金の卵となっています。
太陽光発電投資で得られる収益イメージとしては、20年間で設備投資した金額の2倍の売電収入が入ります。
しかし、そこから借り入れの返済利子、メンテナンス委託費用、税金等がかかってきます。ですので、最終的な利益としては、2,000万円の土地付き太陽光発電設備を購入すると、20年後に約1,000万円が残るような投資となります。
老後2,000万円問題であれば2基所有すれば解決できますし、子どもの学資保険として1基所有すれば十分学費をまかなうことができるはずです。
僕が設置した1基目は、連係後5年が経過し6年目を迎えておりますが、1度もシミュレーションを下回ることなく、さらに5年目の昨年が過去最高に発電しましたので、パネルの劣化なども全く感じることがありません。
2基目は、1基目の反省を活かし、複数者から見積もりを取り、そしてパネル容量をパワコン容量より多くする過積載で設置しまして、3年間の平均利回りは13%で、昨年にいたっては15%を記録しました。
その後、太陽光発電にどっぷりはまり、設備を増やそうと計画・行動し、3基目はメガ発さん経由で初めて土地付き太陽光発電設備を購入し、同じ業者から4基目も購入しております。
土地付き太陽光発電設備の感想としては、業者選びを間違えなければ、とにかく契約から連係までがスムーズで、本当に楽に進みます。
信販融資の審査はすぐに出るため、これになれてしまうと金融機関の融資が本当に面倒に感じてしまいます。
なお、今現在は、太陽光発電設備を合計で5基所有しており、20年後には5000万円ほどの収益となる計画でおります。また、6基目の権利も1箇所保有しており、さらに今年は高圧の設備も申請する予定で土地を探している最中です。
太陽光発電投資のメリット
借入が可能
自己資金ですべて投資するのではなく、借入れ(レバレッジ)で設備投資ができる点です。
サラリーマンや、僕のような公務員であり程度安定した収入を得ている人であれば、借入先を選ばなければ、間違いなく2,000万前後は借りることができます。 そして、15年間の返済は、太陽光発電の売電でまかなうことができ、給与からの持ち出しが一切ありません。さらに、毎年キャッシュフローが30万~50万程度残ります。
それを株式投資や投資信託で運用できれば、複利運用でさらに資産を増やすことができます。
安定した売電収入
売電収入に関しては、シミュレーションさえしっかりと行い、間違いない物件を選べば、毎年安定して稼いでくれます。
FITにより、国が20年間の買取を保証してくれるので、不動産投資での買い手がいないという空室リスクが全くないということです。
維持管理が簡単
太陽光発電設備はメンテナンスが必須です。しかし、メンテナンスをアウトソーシングできます。
一度設置し、メンテナンス業者へ委託することで、自分で行うことは収支のとりまとめくらいなので、面倒な手間もかからず、最高の不労所得といえます。
太陽光発電投資のデメリット
メリットばかり書いておりますので、デメリットについて触れてみます。
廃棄費用積立制度
今、気になる点としては、太陽光発電設備の廃棄費用の強制的な積立制度です。
おおよそ情報が出てきておりますが、太陽光発電設備の撤去費用を売電収入から一部を引き落とし、強制的に積立てしていかなければならなくなるようです。 間違いなく収益が減りますが、ただ、これについては、最終的には必ず必要になってくる資金ですので、いつかは準備しなければなりません。
できれば、売電収入から得られる年間キャッシュフローを自分で運用して、将来の撤去費用を捻出したいところですが、法外な金額が引き落とされるわけでもないはずですので、必ず必要な保険のようなものと考えるしかないと思われます。
災害リスク
デメリットとしては、災害での設備被害が一番不安に感じます。
最近では台風による大雨で、設備が水没したり、強風により飛ばされたりなど、損壊を受けてしまった事故をよく聞きます。 当然、発電できなければ収入が途絶えてしまいます。
出力制御
また、九州電力管轄エリアですでに開始されている出力制御についてもリスクの1つと言えます。
需要と供給の関係で、需要が少ない時期に、一時的に買取がストップされる時間帯があり、その分の売電収入が入らず、収益に影響が出てきます。 また、東北電力では出力制御機器の設置依頼が始まり、今後、太陽光発電設備がさらに増えたとき、制御されるようになるはずです。
いずれは、他のエリアでも徐々に始まっていくものと思われます。しかし、災害リスクや出力制御については、どちらも保険でカバーすることが可能です。 動産総合保険、出力制御保険、などがそれにあたります。しっかりと保険に加入することで、リスクを下げることができます。
また、それ以前に太陽光発電設備を購入する前に、設備の詳細をしっかりと確認しておくことで、これらのリスクを下げることもできます。
例えば、災害時に河川の氾濫が予想される場所や、土砂崩れが起こるような山間部傾斜地の物件を避けること、また、今のところ出力制御を行う予定のない関東、関西、中部電力管轄エリアを選ぶことで避けることができます。
そのほか、1ヶ所へ集中するよりは、ある程度遠方の各所に設備を所有することで、災害リスク分散、収益の安定性につながります。
なお、僕は自宅近隣に3基、遠方に2基所有することで、災害時のリスク分散を図っております。契約時に自分で出来ることをすべて行い、リスクを下げ、事業を始めれば、そこまで大きな不安を感じる必要もないはずです。
最後に
2020年3月、コロナショックにより株式市場が大暴落しておりますが、太陽光発電投資を行っていて本当に良かったと感じております。 今は、小さな資金で株式投資を行っていますが、もし、株式投資だけを行っていたら、今回のような相場で心身ともに消耗していたはずです。
太陽光発電投資のお陰で、リスクを減らすことができています。太陽光発電投資は本当にオススメです。
2020年度は、低圧FITの新規申請はできないため、これから太陽光発電投資を行うには、土地つき太陽光発電設備を契約する方法しかありません。
国が長期の買取を保証してくれる大変美味しい事業を行えるチャンスは残り2、3年ですので、このチャンスを逃さないよう、少しでも早くメガ発でよい物件を探しましょう!
メガ発の特徴としては、通常のFIT価格や、エリアでの物件検索の他に、パネルメーカーから検索できたり、土地の権利物件を検索できたりと、ユーザーの要望に沿ったサイト設計をしてくれていると感じます。 また、初めて太陽光発電投資を行う方に、太陽光発電の基礎知識のコーナーや、無料でダウンロードできるebookは大変参考になるものです。
その他、今回僕が掲載いただいている投資家コラムコーナーでは、同じ太陽光発電投資家の生の声が聞けるところも、ユーザーの視点に立って考えられたサイトだと感じます。 これから太陽光発電投資を始める方、検討している方、メガ発で学び行動してみましょう。
最後に、今回、このようなコラム記事を掲載するチャンスをいただいたメガ発さんに感謝いたします。ありがとうございました。
プロフィール
投資家
地方公務員ノリ
大手民間企業で4年間勤務後、地方公務員へ転職。
給与4割減、時間があるが、お金がない
独学で株式投資を開始し、3年目で資産10倍達成!仮想通貨投資を経て、現在は太陽光発電投資をメインに運用中。
資産運用ブログ「副業資産1000万円のつくり方」を公開中。
【Twitter】 ⇒ @investmentNori