電力小売り全面自由化への取り組み
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2016年の電力小売り全面自由化へ向けて、企業が続々と動き始めました。秋田県の太陽光発電システムの販売会社3社が新電力事業者としての認定を経済産業省より受けました。
今までは、大手電力会社が独占して販売を行なってきましたが、新たに参入してくる企業が増えることで価格競争が生まれ、市場を活発化させるのが狙いです。
PPSは、大手電力10社以外で電力を小売りする事業者。県内からは、太陽光発電システム販売のエコテックあきた(秋田市)が今回、県内初の事業者となったのを皮切りに、太陽光発電事業のエナジー・イノベーション(同市)、化学製品製造のローカルパワー(同市)も認定を受けた。
エコテックあきたは、設置を手掛けた太陽光発電施設(出力計約3千キロワット)から固定価格買い取り制度を上回る価格で電力を買い取ったり、自社で開発中の出力3〜10キロワットのマイクロ水力発電設備を各地の河川に設置したりして、電力を確保する計画。
引用元:秋田ニュース
電力自由化とメガソーラー
近年、大手企業がさっそうと太陽光発電事業に参入しています。自社でメガソーラーを運営することで、電力自由化に備えているとみられています。大手電力会社のピラミッド体制だった電力市場に参入でき、また市場の拡大が期待できるため力を入れている企業が増加しています。
私達に関係ない話しと思われるかもしれませんが、大きく関係しています。今では、お住まいの地域を管轄している電力会社から電気を購入するのがあたりまえで、料金が高くても購入しないという選択肢はありませんでした。しかし、電力自由化になることで、私達が電気を購入する業者を選ぶことが出来るようになるのです。
つまり、料金が高ければ他の安い電力会社から購入することができ、携帯電話と同じようにより条件の良い業者と契約することができるようになるということです。
電力自由化を見越しての大規模の太陽光発電事業がまだまだ活発化してきそうです。