分譲太陽光発電!40円物件本当に得なのか?
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固定価格買取制度が導入されて、3年目に突入しました。今年度の買取価格(売電価格)が32円の中で『土地付き太陽光発電』、『分譲太陽光発電』と呼ばれる土地とシステムがセットになったものが投資用として人気を集めています。土地を持っていなくても発電事業を始められることと、前年度・前々年度の買取価格(売電価格)で売電をすることができる物件があるというのが注目の理由です。
分譲太陽光発電!40円物件と36円物件
最近では必ずしも買取価格(売電価格)が高ければ良いと言う訳ではなくなってきました。確かに買取価格(売電価格)が40円(税抜)の物件は稀少価値が高く人気ですが、利回りがさほど高くない物件が多くなっています。その理由として、販売価格の高騰にあります。40円物件だから多少、販売価格が高くても売れることを見越しいるのかもしれません。
同じぐらいの設置容量で買取価格(売電価格)が36円と40円物件があった時に利回りがさほど変わらないのであれば、36円物件を購入したほうが賢明です。買取価格(売電価格)が違うのに利回りにそこまでの差が出ない場合、初期費用に差があるということになります。
初期費用が高ければ高いほど、リスクとしては大きくなります。設置容量、利回りが変わらなければ、初期費用が安い方を購入したほうがリスクは確実に小さくなります。
分譲太陽光発電!32円物件
このことは今年の買取価格(売電価格)32円の物件に対しても言えます。買取価格(売電価格)36円・40円の物件が出回っている中で32円の物件を売り出すと言うことは、購入金額や条件が優れていることにほかなりません。
ですので、買取価格(売電価格)にそこまでこだわる必要性がないのかもしれません。もちろん、同程度の値段で設置容量が同じであれば、買取価格(売電価格)が高いほうが収益は大きくなります。しかし、現状ではそういった物件はほとんどありません。
買取価格(売電価格)が高くて条件が良いもの一番最適ですが、ない案件を考えても仕方ありません。現状である案件の中で最適な物件を選択するには、買取価格(売電価格)よりも利回りや保証面、初期費用を抑えることによるリスクヘッジを考えて選ぶほうが、リスクが低いのではないだろうか。