ヒラソル・エナジーのリパワリングってどうなの?
メガ発ではヒラソル・エナジー株式会社(以下ヒラソル)が提案する「リパワリング事業」をサポートしています。
それではヒラソルの「リパワリング」とは一体どういったものなのでしょうか。
・売電を増やしたい
・運用コストを削減したい
・パワーコンディショナーの交換を検討している
・パワーコンディショナーを交換するつもりはない
一つでも当てはまる方は是非最後までご覧ください。
ヒラソルの「リパワリング」
ヒラソルが行うリパワリングは、パワーコンディショナーの交換と電気系統の組み換えによるリパワリングです。使用するパワコンはファーウェイ製。オプティマイザーではございませんが、ファーウェイ製のパワコンと電気系統の組み替えを実施することで、電柱の影など移動する影に対して対策ができるとのことです。
そして、一番重要な売電がどれくらいアップするかについては、日系の旧型パワコンから交換した場合、パワコンの変換効率、MPPT追従回路の改善により、理論値ベースでパワコンの交換で3~7%、電気系統の組み換えで1~5%を見込んでいます。
旧型のパワコンでは下記の状況ではエラーを出さないものもございます。
・内部回路が一部故障している場合。
・高温環境下では熱暴走を避けるために自動的に出力を下げる場合。
また、施工しやすさが優先され、同じMPPT回路に直列数が異なる枚数のストリングが接続されている場合もあり、事業主が知らない所で発電量が下がっている場合もあります。
改善効果は発電所の状況によりますが、パワコンの性能アップの他に上記のトラブルを解決した場合、全体で5~15%の発電量アップを想定しています。ヒラソルの関連会社が保有する発電所では、フィルタ詰まり、内部回路の一部故障も改善され、リパワリング後15%も発電量がアップした実績があるとのことです。
また、メガ発として良いなと感じたポイントとして、従来設置していた遠隔監視システムが不要となることです。遠隔監視システムは10年で契約更新となるものが多く、更新費用も安くはありません。 ヒラソルにリパワリングしてもらうと、ファーウェイ社が提供している遠隔監視システム(フュージョンソーラー)でオンライン監視ができるうえに、通信費用も月額1,000円と他社製品よりも大幅に安い(相場は月額3000円)ため、この点はかなり大きなメリットだと思います。
さらにもう一点はローンが使えることです。パワコン交換の費用はEPC事業者に一括で支払うケースもあるため、発電事業者様の大きな負担となっていました。 その点、ヒラソルのリパワリングではローンが使えるため、手出しを抑えてパワコンの交換が可能です。
ヒラソルはどんな会社?
百年続く太陽光発電の実現を目指す、東京大学発の電力系スタートアップです。電気制御とデジタルの技術に強みがあります。
主な事業として
既設太陽光発電所の買取・リパワリングを実施する百年ソーラー(R)事業
再生可能エネルギーの地産地消を目指して新設太陽光発電所のEPCを請け負う地域電力支援事業
発電所の運営を効率化するためのDXツール開発事業(ぷらマネ(R)ウェブ、ぷらマネ(R)リンク)
その他、太陽光発電所を長期かつ安定的に運営する「百年ソーラー構想」を実現するため、「百年ソーラー山梨株式会社」への共同出資
などなど、本気で太陽光発電事業に取り組んでいる企業です。
ヒラソル・エナジーが出資を受けている会社
関西電力
東急建設株式会社
三井不動産
芙蓉総合リース
山梨中央銀行
かなり大手の資本が入っていることが見受けられます。
日経新聞などにも取り上げられています。
日経クロストレンド:2024年版「未来の市場をつくる100社」に選出
日経産業新聞:ヒラソル・エナジー、電力計データで太陽光発電を監視
ニッキン:ヒラソル・エナジー、再エネの〝地産地消〟支援 常陽銀や八十二銀などと
ヒラソルのまとめ
事業体としての魅力が高く、東大発の技術を提供していることから、今後更に注目度が上がってくることが予想されます。特にヒラソルのリパワリングは発電事業者様にとってもかなり魅力的な商品なので、是非一度ご検討ください。
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