アフリカの太陽光発電
- 著者名:
- Tomatosoup
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メガ発読者の皆様は日本の太陽光事業に興味があるでしょうから、それに関する話をアップしていますが、たまには毛色の違う話も面白いかと思い、途上国太陽光の話を取り上げます。
実は、私は途上国に太陽光を普及させる事業にも10数年携わってきました。途上国に使う太陽光発電と言うのは小型の独立太陽光システムを、未電化地域にうまく利用しようというものです。
このような取り組みは1990年代頃から国際支援活動の中で盛んになってきましたが、その頃は設備が高すぎて、援助金を利用してもうまく行きませんでした。2010年頃になってパネルの価格低下と白色LEDの普及で、手ごろな価格で設備が作れるようになり、再び太陽光システムを途上国の未電化地域で利用する動きが出てきました。普及の課題は、途上国の地方の人々の収入は不十分なため、彼らがうまく支払えるような体制を作れるかどうかという点でした。
そのような中で成功したのがケニアのM-KOPAで、これは携帯電話システムを使って支払った分だけ電気が使えるというシステムが特徴でした(アフリカでは携帯電話がある意味、日本以上に発達していて、携帯電話をつかって送金が可能)。この段階になると設備は十分に安いため、援助資金を利用せずに民間の商業活動での太陽光普及として立ち上がりました。
この事業に目を付けたのが住商で、M-KOPAに対し出資、事業参加しています(住商、未電化地域で太陽光「自家消費ビジネス」)。住商は面白いところに目を付けたなと思っていましたが、最近、丸紅がアフリカの未電化地域で太陽光発電ビジネスを行っている英国の会社に20億円出資するという話もありました(アフリカの非電化地域を「太陽光」で照らす、丸紅が事業参加)。丸紅が出資するのはAzuriという事業ですが、M-KOPAと同じような形態のようです。そうすると、住商と丸紅は完全に競合していますね。
私が想像するに、住商のM-KOPA事業は事業アフリカへの進出のために利用したのであって、必ずしも住商は太陽光事業をやりたいのではないと思います。一方、丸紅は20億円もこの事業に出資し(丸紅にとっては20億円ぐらい大したことではないのかもしれませんが)、更にタンザニアでも同様の事業に出資しています。丸紅は太陽光が本命なのでしょうか。この辺りどうなるか面白そうです。
いずれにせよ、先進国ではFITの補助事業で金持ちが太陽光発電を購入していますが、アフリカでは補助金なしに地方の貧困層が太陽光を購入しているところが対照的ですね。
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