太陽光パネルコストが半減!
- 著者名:
- Tomatosoup
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SBの孫正義氏は自然エネルギー財団の会長をしているのですね。孫氏はFIT導入の時から再エネ導入に熱心でしたが、その後もさかんに活動されているようです。その自然エネルギー財団が太陽光発電のコスト構造を調査した結果が報告されたようです。調査では太陽光パネルコストはこの4年で半減したそうです(太陽光パネルのコストが半減した!背景に中国・台湾製の増加あり)。
中国・台湾製のパネルはもうかなり前から市場を支配していますから、今さら増加したと言われてもあまりパッとしませんが、結果としてパネルコストは1キロワット当たり3万円まで低下したようです。
パネルコストについては、私が調べているアメリカの最低価格(下図参照)ではキロワット当たり2万円ほどになっています。これは最低価格なので、平均的に見たら上記の3万円と言うのは妥当な値だなという気がします。
また、この記事では太陽光発電全体の建設コストについて、キロワットあたり15万円ほどに下がったと報告しています。これは自然エネルギー財団の調査なので、メガソーラークラスの建設コストでしょうかね。キロワット当たり15万円だと50kWで750万円と言うことになり、低圧だとちょっと安すぎるような気がします。もっとも最近の50kWは過積載ばかりなのでもう少し高くなるかもしれません。とにかく昔よりはかなり建設費が安くなっているのは確かでしょう。最近のFIT買取り価格は12円、11円/kWhと安くなり、太陽光事業も厳しくなったと思っていましたが、これならやれますかね。少し計算してみました。
50kWの発電所なら年間6万kWhぐらい発電します。すると20年間で120万kWh発電することになりますから、750万円を120万kWhで割ると6.25円/kWhになります。やはり12円、11円/kWhだと5円/kWhぐらいしか余裕が無いので難しいですかね。
しかし、記事では調査対象の建設コストは7割が一括発注での平均コストになっていて、分離発注ならもう少し安くなるということでした。ということは大規模にして、分割発注で、しかも安い土地を入手するなどして、工夫して事業化すればビジネスになるということですか。まぁ、このような工夫は事業をするなら当然のことです。太陽光も普通の事業になってきたということですね。
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