太陽光発電所の定期点検に行ってきました

著者名:
Tomatosoup
公開日:
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いつも実績報告している筑西の太陽光発電所の定期点検に行ってきました。点検作業は保守を委託している業者にお任せしているのですが、年に一度の定期点検の時は、私も現地に行って状況を確認することにしています。業者は「ソコデス」を使って各ストリングの電気特性を細かくチェックします。私は外観の目視と、サーモビューでの点検を行っています。今年は設置8年目ですが、現地検査で気が付いたことを報告します。

 

まず発電所の構成を説明しておきます。ここはFIT初期に購入した発電所で、分割分譲(広い敷地を区切って50kW未満の低圧発電所をいくつも作り得る出す方式、現在では許されていない)された6区画の1区画が私の発電所です。パネルは中国のアップソーラー60kW、PCSはオムロン製5.5kWが9台です。いつも点検の時は他の区画もザっと見学しています。

 

まず全体的な印象ですけれど、8年も経つとさすがにくたびれてきましたね。パネルも配線もかなり汚れてきています。パネルの中には当初からスネイルトレイルのあるものがあり、経時でどうなるか注目していました。メーカーは、スネイルトレイルは特性に悪影響はないと強気でしたが、確かに影響は無いようです。このまま影響なく行って欲しいですね。

 

サーモビューで見てみると、ところどころホットスポットが見られました。こういうことはこれまでなかったですね。パネル28枚で1台のアレイになっているのですが、数台に一台ぐらいのアレイにホットスポットが見られました。ホットスポットがあっても問題にならないことが多いのですが、気になるところです。まぁ、業者が「ソコデス」で検査するので、問題があればそこで発見されるでしょう。

ホットスポットの例

私の区画ではなかったのですが、他の区画でパネル割れが2カ所ありました。割れパネルは、裏から見たらすぐに判りましたが、インターコネクタのところで焦げが発生していました。何らかの原因で接触不良が起こって発熱し、その熱でガラスが割れたのでしょう。ホットスポットも見られるようになってきましたので、これからパネル割れがちょくちょく起こるかもしれません。自然発生の割れは多分メーカーが交換してくれるでしょうけれど、あと12年もありますのでまだまだ発生しそうで気になりますね。

割れパネル

割れパネルのサーモビュー

バックコンタクトの焦げ

やはり年数がたつといろいろ問題が起こりそうですね。皆さんのところではどうでしょうか。年に一度はしっかり点検した方が良いですよ。

 

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