太陽光発電のセカンダリー市場

著者名:
Tomatosoup
公開日:
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1240

太陽光発電所のセカンダリー(中古)市場が少しずつ成長しているようです。矢野研究所がその調査結果を発表しました(太陽光発電所、セカンダリー市場の規模は?)。ざっと下図のようになるそうです。

図から見ると今年は450MWぐらいの規模、2020年で800MWぐらいになるそうです。と言っても捉えにくいでしょうから、比較参照のために調べてみると、今年の新規の太陽光発電所の市場は4~5GWぐらいで、これまでの累積設置容量は40~50GWぐらいだそうです。ちょうど10倍、10倍になっていると考えると捉えやすいですね。要するに累積設置の1%ぐらいがセカンダリーに回っているということになります。まだまだ小さい市場ですが、それでも新規の1割ぐらいの規模になっているというのは馬鹿になりません。

 

しかし、まだFITが始まって数年しか経っていないのにセカンダリー市場に出しているのはどういう人達なのでしょう。初めから売ってしまうつもりで開発した人、あるいは分譲の売れ残り。運営していくつもりだったけれど、資金繰りが悪くなって転売する人。

 

いろいろな状況が考えられますが、あまり太陽光をやろうという意思を持っていなかった人が多かったのではないでしょうか。中には危ない発電所もあるかもしれませんねぇ。まぁ、太陽光発電の経験のある人が、ちゃんと現場やデータを確認して購入すれば、そういう発電所は避けられそうですが・・・。何も知らない人が営業の口車に乗せられて買うと危ないかも。もっとも、これは太陽光のセカンダリーに限った話ではないですけれどね。要は「投資は自己責任」と認識して、きちんと調べて買ったら間違いは無いでしょう。

 

しかし、セカンダリー市場の成長は、それなりに太陽光発電市場の刺激にはなると思いますが、これは太陽光発電の設置拡大にはなんら貢献しないので、私からするとかなり物足りないです。やはり皆さんにはできるだけ新しい発電所を建設して、太陽光発電の拡大に貢献して欲しいですね。

 

 

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