太陽光パネル反射光の熱被害訴訟

著者名:
Tomatosoup
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2年ほど前に姫路で、自宅のすぐそばにメガソーラーが設置され「太陽光パネルからの反射光で室温が52度になった」とパネルの撤去と損害賠償を求める訴訟が起こりましたが、ようやくケリがついたようです。結果は、原告(室温が52度になったと文句を言った方)の負けで訴訟を取り下げたようです(メガソーラーの反射光で熱中症!?)、姫路訴訟のてん末)。

 

この事件については私も興味があり、何度も神戸地裁姫路支部に行って裁判記録を追いかけていました。そもそもパネルからの反射は太陽光のほんの一部であり、しかもそれが窓から入った程度で室温が異常上昇するなんてことは常識的に考えられなかったのに、センセーショナルな話題だったためか、マスコミや読者の殆んどが「メガソーラーは悪い」と太陽光を叩く論調一色で慄然とする思いだったからです。

 

最初に裁判記録を見た時、原告の「室温が52度になった」という温度計の証拠写真があったのですが、それは出窓の中で直射日光に晒された温度計で、それ以外の室内の温度計は全て三十数℃ぐらいの値でした。52℃と言うのは単に直射日光の影響だったとみられますが、原告はパネルのせいだと主張していました。

 

裁判経過を見ていると、初めの頃こそ原告は威勢が良かったようですが、太陽光パネルで室温が上昇したという決定的な証拠を出せなくて、だんだん弱気になったようです。昨年9月に裁判記録を見た時には、原告は和解を提案していましたが、被告は受け付けず戦う姿勢を見せていました。原告はどうするつもりかなと思っていましたが、結局、訴訟を取り下げたようです。

 

訴訟を取り下げた場合、被告の裁判費用などどうなるのかなと気になり、先日、関西に行った時についでに裁判記録を見てきました。記録によると、原告は和解を提案したものの被告から出される和解条件が受け入れられず、訴訟を取り下げると提案し、被告は原告の訴訟取り下げを受け入れて一件落着です。そうすると、被告の出した和解案と言うのは訴訟取り下げよりも酷かったのだろうと推察しますが、和解案の内容は公表されないので判りません。被告は「和解のためには裁判費用を弁済しろ」ぐらいのことは言っていたかもしれません。

 

裁判費用は双方の自己負担になるので痛み分けのようなところもありますが、妥当な結果だと思います。この訴訟には最初から無理がありました。ただ、訴訟にしたためか、被告は反射光を遮るために植栽やスクリーンの設置など行ったので、反射光の被害はかなり収まったのではないかと思います。反射光は少量でも結構眩しいものなので、それが収まることは重要だったと思います。熱の被害は初めから無かったものと思われます。

(写真で赤丸が原告宅、青丸が遮光のためのスクリーン)

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