2020年太陽光関連重大ニュース

著者名：: Tomatosoup
公開日：: 2020/12/14
閲覧数：: 1691

さて、今年も終わりになってきました。近年は太陽光関連のニュースが少なくなってきて、寂しい限りですが、その中で私が感じた今年の主なニュースをレビューしてみたいと思います。

2050年までにカーボンニュートラル

菅首相が2050年までにカーボンニュートラルを達成する目標を公言したことはビッグニュースでした。もちろん、太陽光にとってはプラスになるでしょう。しかし、これはかなりハードルの高い目標で、どうやって達成していくのでしょうね。私は多分、2050年までは生きていないでしょうから、本当に達成されたのか見ることはできません。希望的観測で達成されると信じて人生を全うしたいと思います。

河野行政改革大臣によるソーラーシェアリングの推進

河野太郎氏は大臣になる前から再生可能エネルギー推進に積極的でした。行政改革大臣になってからも再エネ推進のための行政改革を検討していたようですが、その中でソーラーシェアリングに目を付けたようです。確かにソーラーシェアリングは普及を期待されながらも農転などの規制の問題がありますからね。辣腕の河野大臣に期待したいと思います。

エナリス社の電力買取り事業終了

エナリスとは再生可能エネルギー推進の新電力ベンチャーのような会社で、私の太陽光発電はエナリスを通して東電に売電していました。従って、このニュースは私にとっては衝撃的でしたけれど、他の人にはあまり関係なかったかもしれません。しかし、電力改革以来、数多く発生した新電力の、その後の様子を示す現象の一つとして注目してよいと思います。エナリスは経営が厳しくなってKDDI傘下に入り、電発と協業して生き残っていくのでしょう。電力に容量市場が導入されたこともあり、他の新電力もこれから淘汰されていくのではないでしょうか。

コロナによる活動の停滞

今年はコロナ、コロナの1年でした。太陽光発電事業自体は安定事業でコロナの影響を受けませんでしたが、情報収集活動は制約を受けましたね。いろいろな展示会やセミナーなどが軒並み中止やオンラインになりました。オンラインというのはどうも実感が薄くて参加意欲を失ってしまいますね。まだコロナの勢いは止まらないようで、しばらくは活動しにくい状況が続きそうです。

美作市のパネル新税

美作市のパネル新税の話は去年から続いているもので、いったんは廃案となったものの再び提案されています。現状では関係者にアンケートをとった上で再審議という形になっています。地方自治体にしてみれば税収が増える話なので、なんとか成立させたいのでしょうけれど、成立してこれが全国に波及すると大変です。そもそも安易な発想の課税であり、二重課税にもなりますから、ここは良識を持って判断していただきたいと思いますが、どうなるでしょう。来年に結論がでますかね。

太陽光発電の規制条例が増加

太陽光発電業者の中には無謀な設置をする者もいて、彼らが太陽光発電の評判を悪くしています。「自然破壊のメガソーラー」とさえ言われています。このため太陽光発電の設置を規制する自治体が増えてきました。規制条例を導入した自治体はこの3年で3倍に増えているらしいです。まぁ、このような規制が導入されることで、不心得な業者が減って、太陽光発電の印象が良くなってくれたら、それはそれで良いのですがね。

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ことしの私は体調を崩してしまい、あまり活動できませんでした。そのため拾えたニュースも少なかったかもしれませんが、まぁ、私にとって今年の太陽光重大ニュースはこんなところでしょう。あと、太陽光パネル価格の今年の動向としては、下げ止まってきたような気がします。それはもう少しデータをとってから年末に報告したいと思います。

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