確定申告とともに2カ所の太陽光発電の成績を比較

著者名:
Tomatosoup
公開日:
閲覧数:
1783
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確定申告のシーズンですね。私は法人と個人で太陽光発電所を持っているのですが、法人の決算が12月なので、法人も個人もこの時期に確定申告することになります。今年も一気に済ませました。

 

確定申告に際しては一年間の発電所の売り上げが集計されます。良い機会なのでこの2カ所の成績を比較してみました。

 

比較すると言っても発電所の条件が随分違うのですが、それを前提に比較するのも面白いものです。まずは2カ所の発電所の条件を下にまとめておきます。

  • 筑波発電所

パネル60.48kW、設置角度15度、パワコン49.5kW、売電価格37.5円

  • 山口発電所

パネル64.8kW、設置角度10度(一部5度)、パワコン49.5kW、売電価格32円

 

昨年の発電売り上げは次のようになりました。

筑波 2,895,745円 (パネル1kWあたり47,879円)

山口 2,866,894円 (パネル1kWあたり44,242円)

全体の売り上げは同じようなものですが、比較のためにはパネル1kWあたりで見るのが良いと思います(括弧内の値)。これを見ると筑波の方が成績が良いように思えますが、何しろ筑波は売電価格が高いですからね。実際、発電量だけを見ると、山口の方が筑波より9%ほど上回っていました。その結果、両者の売り上げが同じぐらいになったのだと思います。

 

これらの発電所が稼働した頃はパネルが高かったため、過積載率も上記のように120%ほどとそれほど大きくありません。従って、上のいずれの発電所もほとんどピークカットは起こらず、発電成績の分析も容易です。しかし、今のように過積載率が大きくなってくると分析も難しいでしょう。当然、パネル1kWあたりの売り上げは低くなっているのでしょうけれど、パワコン1kWあたりだとどうなるのでしょうかね。ちょっと興味があります。

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