廃棄費用積み立ては後出しジャンケンじゃないよ

著者名:
Tomatosoup
公開日:
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2770
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少し前(今年1月)の記事ですが、来年度、来来年度の太陽光調達価格案の記事がありました(次年度・太陽光の買取・入札上限価格、高圧案件は「11円」)。これまでより少し下げた価格が算定委員会の委員長案として提示された訳ですが、これは予想通りとして、興味を引いたのは太陽光設備の廃棄費用積立額も提示されたことです。下の表が提示された額です。

積み立てはFITの後半10年間行われることになるそうです。例えば36円/kWh案件なら廃棄費用積み立て額は1.4円/kWhを11年目から20年目まで支払うことになりますので、1年間に70,000kWh発電するとすると98,000円、10年間で98万円積み立てることになります。ちょっとした額ですが、私も廃棄には100万円ぐらい要るかもしれないと思っていましたので、まぁ、想定内です。

 

しかし、この積み立てはどういう組織が行うのでしょう。自分で積み立て管理するのはなかなか難しいので、専門の機関がやってくれるのは歓迎ですが、天下りのお役人がやるのなら心配ですね。保険会社とか金融機関に移管してやって欲しいですね。

 

ところで、この廃棄費用の積立制度に対して、後出しジャンケンの太陽光いじめだと批判している人もいますが、それはちょっと違いますね。廃棄費用はFITを決めた時から(つまり40円の時から)買取り価格の計算に廃棄費用が入っていました。その時にも廃棄費用は100万円ぐらいと見積もられていたと思います。従って、FITで売電している人は、収入の一部を廃棄費用として確保しておく義務があった訳です。

 

ところが、新参入の人の中には酷い人もいて、廃棄費用の確保どころか保守さえもまともに行わない状況が見られたので、経産省も対抗策として保守や廃棄費用積み立てを制度化してきたのです。これを後出しジャンケンというのはちょっとね・・・。

 

とにかく我々としては真面目に廃棄費用積み立てに協力しましょう。廃棄費用を積み立てて事業を行うような業種は他にあまりありません。そういう意味では、これをしっかり行っていけば、太陽光は優等生と言えることになります。そう思って、前向きに取り組みたいと思っています。

 

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