太陽光パネルの値上がりが不気味
- 著者名：
- Tomatosoup
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以前にこのブログで、ウィグル問題などの影響によりパネル価格が上がっていることを紹介しました（ウィグル人権問題でパネル価格が上昇）。その時は、パネル価格の上昇は一過的でいずれ落ち着くだろうと思っていましたが、最近また上昇しているようです（太陽光パネル急騰、3割高 中国の電力不足で供給低下）。
中国の電力不足は既にニュースになっていて、その影響で産業が停滞し、いろいろなものが値上がりしているようですね。太陽光パネルもその影響を受けたようです。今回は電力不足が原因なので、パネル以外にもインバーターやアルミなども値上がりしているようです。アルミが値上がりしているということは架台も値上がりするのでしょう。
中国の電力は石炭火力に大きく依存していて、その石炭が環境問題や安全問題で生産抑制していることが電力不足につながっているようです。中国政府は抑制を緩め、石炭増産しようとしているものの、安全や環境が問題になっていると解決が長引きそうです。昨年の夏のシリコン工場爆発から始まったパネル値上がりは1年以上たってもまだ収まらず、すでに昨年の3割アップになってしまいました。
パネル価格が落ち着くのにも時間がかかりそうですが、中国の産業というのは結局は政府のコントロールによるところが大きく、パネル価格も政府がテコ入れすれば一気に片付くところでしょうけれど、最近の中国はかなり経済停滞気味なので政府は太陽光産業まで介入できるでしょうか。
この問題、ちょっと長引きそうな気がします。不気味ですね。
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