太陽光パネルのリサイクルが進む
- 著者名:
- Tomatosoup
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よくアンチ太陽光派の人が「太陽光パネルは廃棄できなくて問題だ」と言っていますね。最近も「その太陽光パネル、20年後どうしますか?」という記事がありました。あくまで予想であり確認された内容ではありません。そもそもパネルを20年で廃棄なんて考えられないのに、FIT期間の20年後には廃棄されるというのは論理飛躍論しているところがあります。また今のパネルには有害物は含まれていません(昔のパネルには有鉛のハンダなどが使われていました)。従って今のパネルの廃棄処理は技術的には難しいものではありません。
そうは言っても、実際にはパネルのリサイクルなどの処理がビジネスとして行われている訳ではなく、現状ではパネルは産業廃棄物として取り扱われてしまいます。このため、「そら見たことか」とアンチ太陽光派の人たちにドヤ顔されるのは不本意ですね。おそらく、パネルが大量廃棄されるようになったらリサイクル処理がビジネスになるのでしょうけれど、そうなるには「鶏が先か卵が先か」のようなところがあり、いつビジネス化されるかちょっと見通せません。
と、思っていたら、太陽光パネルのリサイクルに関する記事を最近いくつか見かけました(「太陽光パネル専用リサイクル工場新設 大坪GSI」「太陽光パネルリサイクル体制確立へ 大量廃棄見据え 福島県内の7社」「丸紅ら、新会社設立 使用済み太陽光パネルのリユースサービス提供へ」)。
心強い話ですが、それにしても、パネルのリサイクルがもうビジネスに乗っているのでしょうか。恐らく、補助金などを利用した取り組みではないかと思います。以前からもリサイクルの取り組みはありましたが、テスト的レベルでした。それが少し進んできたのでしょうか。まだ処理量は少量ですが、だんだんとパネルのリサイクルもビジネスに近づいてきたと言えるようになってきたのが嬉しいですね。
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