発電量の評価方法4 大量のパワコンのモニタリング
- 著者名：
- Tomatosoup
- 公開日：
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太陽光発電所の出力をモニタリングする時に、パワコン毎のモニタリングをすると評価が行いやすいことを前々回指摘しました。最近ではストリング毎の監視ができるシステムもあり、その場合はより細かい比較が可能となります。しかし、例えば50kWの場合、4入力のパワコンが9台あるとして、全部で36ストリングのデータを見るのは大変なことです。
パワコン毎のモニタリングでも、数百kW以上の発電所になると同じようなことが言えます。私が出資している太陽光ファンドの中にもそういう発電所があり、ずらりと並んだ出力を見て、これをモニタリングするのは現実的でないと実感しました。
モニタリング装置を提供しているメーカーによっては出力を見やすく表示してくれるところもあります。なかでも、出力を色でレベル分けして表示する方法は結構判りやすくて良いのではないかと思います。残念ながら私が見ているモニタリングシステムにはそのような機能が無いので、自分でExcelとVBAを使い色分け表示するようにしてみました。下表です。
表で縦一列が一つのパワコンで、一日が横一段になっているのですがお判りでしょうか。一日で一番出力の多いところが赤、発電量が少なくなるにつれ色が薄くなり、更に少なくなると青い色になります。表の小さい数字は、パワコンの出力の割合を100を最大として示しています。上は7月と12月の結果を示しています。
12月の方がバラつきが大きいようですね。太陽が低かったり日照が弱かったりすると発電力の差が大きく出てくるのでしょうか、良く判りません。ただ、一番左のパワコン１（PC1）の出力はいつも低いので、何かの影がかかっている可能性があります。
まぁ、このように色分けしていれば簡単に発電状況を掴むことができます。また、遠隔モニタだと、これぐらいの精度のモニタリングで十分ではないかと思います。
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