私がモニタリングに熱心な理由

著者名:
Tomatosoup
公開日:
閲覧数:
790
Pocket

ここまでずっと発電所のモニタリングについて書いて来ました。私がこのように熱心にモニタリングするのは、今のパネルの信頼性に不信感を抱いているからです。特に廉価の輸入物は怪しいのではないかと思っています。この不信感は、一部のパネルにスネイルトレイルが大量に発生する現象を見て強く抱くようになりました。

 

スネイルトレイルは、太陽電池の基板に入ったマイクロクラックが銀電極と相互作用して起こると言われています。今のところ、スネイルトレイルが発生しても特性には影響していないようですが、長期に使っているうちに熱サイクルなどの影響でマイクロクラックが成長し、電極が破断されて特性が急に低下するなどの恐れがあります。

 

昔の太陽電池は品質が高く、また厚みが0.5mmほどあるためか、マイクロクラックなどは生じませんでした。今は大量生産のためにシリコン品質を落とし、厚みも0.2mm以下にまで薄くしています。この結果、マイクロクラックが起こりやすくなったのではないかと私は思っています。

 

私が昔、太陽電池に携わっていた時、海外の安いシリコン基板を入手したことがありました。その基板は品質が悪くて使いませんでしたが、簡単に割れてしまうのに驚きました。まともな結晶基板なら多結晶であっても簡単には割れません。従って、マイクロクラックは基板品質の悪い太陽電池に発生しやすいのではないかと思っています。

 

一方、スネイルトレイルは設置後1年ぐらいで大量に発生しています。私の聞いている限りでは、日本製の太陽電池でスネイルトレイルの発生は無いと思います。このことからも、安い輸入品は品質に問題があるのではと思っています。スネイルトレイル以外にもPIDやインターコネクタ不良なども、材料の品質不良や生産管理不良で多く起きる可能性があり、やはり安物買いは要注意です。

 

太陽電池パネルは一般的に20年、30年持つと言われていますが、これらの問題があると20年も持たないうちに不良が発生する可能性が十分にあります。今のところ、どこの発電所も設置後2-3年なので問題は見られませんが、果たして10年持つのかどうか怪しいなと思っています。

 

このためできるだけたくさんの発電所をじっくりモニタリングしていますが、その過程でモニタリングのノウハウも多少得ることができました。今後も気づいたことをアップしますので、少しでも皆様の役に立てたら幸いです。

 

Pocket

登録20,000名突破!メガ発のお得な無料会員登録

太陽光発電投資をはじめたいけど、どうすればよいのか、どんな物件を選べばよいのか、悩まれている方も多いでしょう。

太陽光発電について誰に相談してよいかわからない方、まずはメガ発の無料会員登録でメルマガを受け取りませんか?

無料登録イメージ

■会員登録するとこんなサービスが受けられます!

  1. 太陽光発電投資のすべてがわかる無料ebookプレゼント
  2. 会員様限定の非公開物件の閲覧可能
  3. ご希望の物件が追加されたタイミングでプッシュ通知にてお知らせ
  4. お得なキャンペーン・セミナー・新着物件・クローズド案件のメルマガ配信

■こんな方におすすめ

  • 年収があまり高くない…⇒年収は300万円以上からOK
  • 既に融資をかなり組んでいる…⇒信販会社のローンが組めるため、ローン残債や借り入れが多い方でも融資可能
  • リスクが心配⇒固定価格買取制度によって買取期間と単価が保障されているため長期安定投資
  • 発電所を建てる土地は?⇒土地を所有していなくても土地と太陽光発電設備がセットになっている商品のため土地仕入れの手間なし
  • 遠方の物件はちょっと…⇒業界最大級の物件取扱数なので各地域、様々な条件で物件をお選びいただけます。

※土地の有効活用、処分を考えている方のご相談も承ります。

最新記事

このコラムニストの記事