PVビジネスセミナーでの話題

著者名:
Tomatosoup
公開日:
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ソーラージャーナル社が主催したPVビジネスセミナーに参加しましたので、そこで私が興味を持った話を紹介します。

 

全体的に印象的だったのは、パネルについてのプレゼンがジンコソーラー、パワコンについてのプレゼンがHuaweiと日本の大手は顔を見せておらず、そのかわり中国が熱心だったことです。中国は価格面で有利なため、21円時代にも十分やっていく自信があるのでしょう。日本勢、心配ですね。

 

講演の中で面白かったのは、ソーラーシェアリングを提唱した長嶋氏の話。やはり創始者と言うのはいろいろ苦労しているので、話に説得力がありますね。特に興味を引いたのは「直射日光が当たるよりも少し影になった方が育成の良い例が多い」と言う点。つまり、ソーラーシェアリングをした方が収穫が増える可能性があるということです。まだ、可能性の段階ですが・・・。問題点を挙げるなら、今は農業委員会などで守旧派が壁になることが多いのが最大の問題と言っていました。

 

パネルメーカーでは、ジンコソーラーが21円時代にも対応できると強気にプレゼンしていました。PERC技術を使った高効率パネルです。この他にも両面ガラス、両面発電で信頼性や効率を上げています。両面ガラスについて会場から割れやすいのではないかと言う質問があったのですが、ジンコいわく「締め付けを適切にしなければ割れる」という答えがありました。両面ガラスはこの辺りに気を付けないといけないようです。

 

次にパワコンですが、HUAWEIはパワコンを出していたのですね。不勉強でした。軽量分散型のパワコンを出していますが、ストリングのIVカーブを測定することができるようです。IVカーブを測定できるとメンテが楽になりますね。こういうパワコンがあることを私は知らなかったのですが、他社では出しているのでしょうか?

 

ソーラーエッジがオプティマイザーの紹介をしていました。パネル単位でMPPT制御するものですが、やはりこれはメガソーラーのように膨大な数のパネルがある時に効果があるのでしょうね。説明の中で「ほうっ」と思ったのは、「オプティマイザーがある時は事故時にDC出力が停止するので安全」という話です。確かに事故時にはオプティマイザーのところで出力がオフになりそうで安全サイドですが、必ずしも常にオフになるとは言い切れないので、大声で「安全」とは言い切れないのが辛いところかな。

 

最後に過積載について便利なデータがありましたので紹介しておきます。過積載でピークカットされるロスがどれぐらいになるかをシミュレーションで調べた結果だそうです。下図です。

 

見づらいですが横軸は過積載率100%から200%までを5%毎に刻んであります。縦軸はロスでひと目盛1%です。この図を見ると過積載率120%まではロスはほとんど無し。これは、私の野立てが120%でピークカットがほとんど発生しないことと一致しています。それ以上の過積載については、140%でロスは1%ちょっと、160%で4%ちょっと、200%で12%程度となっています。この結果から過積載はできるだけやった方が良いと言っていました。ちなみに、説明していた会社はWave Energyでした。

 

過積載については私も手持ちのデータから同じようなシミュレーションできそうなので、確認できたらまた報告しようと思います。

 

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