太陽光パネルの国内需要の減少に歯止めがかかるか?

著者名:
Tomatosoup
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FITの買取価格低下などの影響で、太陽光パネルの国内需要はここ3年連続して減少していますが、日本の太陽光パネルの各メーカーは、2020年以降には需要減少に歯止めがかかると見ているようです(太陽光パネル需要、国内減少歯止め「20年以降」か)。

上の表での販売の欄は海外を含んでいますので判りにくいですが、右の欄の国内市場を見ると、需要減少に歯止めがかかるのが20年頃で、その後少し横ばいが続き、回復するという見方が多いようです。

 

当分は需要減少が続くという見方には私も同調できますが、その後回復するというのはどうでしょうね。今後もFIT買取価格は更に下がっていくでしょうから、採算が難しくなっていくと思われるのですが、回復するという理由が知りたいです。各社はコストダウンしていく自信があるということなのでしょうか。それなら頼もしい話ですが・・・。

 

一方で、中国で太陽光バブルが弾けるというニュースがありました(中国太陽光バブルついに終焉へ、世界の太陽光は曲がり角に)。中国も日本と同じ頃にFITを導入し大々的に太陽光発電を導入していましたが、太陽光バブルが発生していろいろと不都合が生じ、導入抑制に舵を切ったようです。中国はやることが大胆ですからね。FIT価格を下げるだけでなく、導入量上限まで設定して太陽光を抑制していくようです。

問題は、これまで膨大だった中国の太陽光市場が急激に萎むこと。それでなくても中国の太陽光パネルは過剰生産気味だったものが、一気に市場を失って溢れ出します。値崩れを起こすかもしれませんね。私は太陽光パネル価格を定点(PVinsights)観測していますが、その今年の価格傾向を示したものが下図です。今月あたりから少し値下がりが強まっているようですが、価格破壊の兆しが表れているのでしょうか。

このグラフ、全体的にやたら安い価格ですが、この価格はメガソーラークラスの大口購入の最低価格らしいので、普通に購入する価格よりはかなり低くなっています。普通ならWあたり60セントほどでしょうか。このグラフの値は普通に購入する半額ぐらいになっています。それにしてもWあたり30セントを切るというのは、もうたたき売りですね。

 

モノが安くなると購買力は広がるでしょうから、需要自体は回復するかもしれません。またZEHなどで太陽光の新しい需要が広がるという期待もあります。少なくともFIT買取り価格低下に伴った需要減少には歯止めがかかりそうですね。しかし、需要が増えるとしても、中国パネルの売り上げが増えるだけかもしれません。

 

日本の太陽光は外国に比べて高いと言われていますから、このような刺激で価格低下につながってくれると嬉しいのですが・・・。やはり日本の製品の方が信頼性がありそうで、こちらを買いたいという思いはあります。従って日本の製品が価格ダウンしてくれたら確実に需要は広がっていくと思いますが、さてどうなるでしょう。ホントに期待しているのですけれどね。

 

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