PV+蓄電池はいつ実用化されるかな

著者名:
Tomatosoup
公開日:
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太陽光発電は変動が大きく夜は発電しないため、PV+蓄電池のような形で出力を安定させるのが理想的な形です。しかし、日本ではどちらも高コストで、これらを合わせるととても投資回収できません。一方、海外ではいずれもかなりコストダウンし、実用化が視野に入っている状況という噂を聞きます。本当なのでしょうかね。最近、海外のPV+蓄電池システムのコストについての記事が二つありました。

 

一つ目はハワイでの記事です。PV+蓄電池のシステムで、8セント/kWhで売電できるのだそうです(「メガソーラー+蓄電池」でも、売電単価8セント以下!)。日本では太陽光だけでも8セントでは無理ですね。いくらハワイの日射条件が良いとはいえ、こんなに差がつくものでしょうか。これ価格なら太陽光どころか、日本の火力より安そうです。

もう一つはアメリカのNRELがPV+蓄電池のコスト分析した記事で、メガソーラーの場合ですが、設備コストでPVの1kW(蓄電池2.4時間分付き)当たりが20万円ぐらいになるというものです(米機関が「太陽光+リチウム電池」をコスト分析、その結果は?)。ソーラー50kWに換算すると、蓄電池付きで1000万円ということになりますね、まぁ、メガソーラーのコストをそのまま当てはめるのは良くないかもしれませんが、それでも安いですよ。

海外で安いというのは本当ですね。PVと蓄電池を使っても、もう電気代を上げる要素にはならなくなっています。つまり、PVを使っても電気は安く調達できるということです。

 

電気代は産業の競争力に影響しますから大変ですよ。ただでさえ日本の電気代は高いのに、これからはRE100などで再エネを使う圧力が高まってきますから、日本の電気代は更に上がってしまいます。このままでは日本は世界に立ち遅れてしまいますね。

 

日本の太陽光や蓄電池のコストについては経産省も問題意識を持っているので、今後更にコストダウンの圧力を強めてくると思います。今年のFIT買電価格の太陽光14円/kWhが安いと嘆いている人もいますが、これは単なる通過点でしょう。14円/kWh以下で売電事業ができるように、我々にも工夫が必要とされています。

 

前向きに考えるなら、太陽光だけでなく蓄電池まで経済性が持てるようになると売電事業もバリエーションができて楽しみが増えそうです。我々発電事業者からも、もっとコストダウンに貢献出来たら良いのですが、なかなか良い方法が判りません。とにかくいろいろな情報を共有して、合理的にコストダウンできる方法を探していきましょう。

 

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