不良太陽光発電所の取り締まり始まる

著者名:
Tomatosoup
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エネ庁が不良太陽光発電所の認定取り消しを行いました(太陽光発電で初のFIT認定“取り消し”、理由は「農振法に違反」)。私は前々から早く不良太陽光の認定取り消しを行って欲しいと思っていましたので、「おおっ、いよいよ始めたか!」と思いましたが、内容は期待外れでした。

 

まず8件の認定取り消しを行ったとありますが、下表のように同じ住所で同じオーナーの発電所ですから、実際には低圧分割された1件の発電所だと思いますね。あれだけ騒いたのに、1件しか摘発できなかったのですか。

次に摘発の内容が「農振法に違反」。私はてっきり危険な設置をしている太陽光が対象になるのかと思っていました。確かに不良太陽光ではありますが、これだと完全に本丸を外していますねぇ。

 

本丸を外した理由として考えられるのは

  1. 摘発する気がない
  2. 大掛かりな作業になるのに、人・金が足りない
  3. 法的に難しい面がある

などが考えられます。さすがに1は無いと思いますが、2と3の理由は結構あるのではないかと思います。設置状態が危険と言っても、それを客観的に証明しないと摘発できないですし、摘発する前には聴聞や改善指導を行わなければならないので、人も金もかかりますからね。予算をとって体制を組んでいかないとできそうにありません。

 

しかし、ここを克服しないとFIT法を改正して取り締まり強化した意味がないですからね。もうすぐ年度が変わりますから、新しい年度の予算で本丸摘発に乗り出して欲しいところです。

 

とにかく、不良設置されている物件のために太陽光発電の評判が大きく傷ついています。このため真面目に太陽光をやりたい人の意欲を削いでいると思います。今回の摘発は「本当に取り締まりを行うぞ!」という挨拶で、これからエネ庁は不良太陽光バスターになって、取り締まりを進めっていって欲しいですね。

 

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