発電所のたたき売りはしないで下さいね
- 著者名：
- Tomatosoup
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最近は太陽光発電所のセカンダリー市場が活発化していると聞いていました（上図参照）が、あまり気に留めていませんでした。先日、「太陽光発電所を買い取る」というDMを受けて、セカンダリー市場は活発化しているのだなという実感を得ました。しかし、その中身を見てビックリ・・・。下図のような内容です。
この買取り価格、ちょっと安すぎませんか。セカンダリーってどこもこのような価格で動いているのでしょうか。DMの内容を見ると、どの物件も買取り価格の倍ぐらいの売り上げを残存期間に上げることが出来そうです。これらの発電所のオーナーは、これまでの発電実績から簡単にそのことが判ると思うのですが、これで売ってしまったのなら、よっぽど現金が必要だったのでしょうか。
これらの発電所の買取り価格は、発電所の建設コストぐらいに設定されているように思います。従って、オーナーの中には「建設コストが回収できるので、これまでの売り上げが丸儲け」というような勘違いをして、売ってしまった人もいるのかもしれません。メガ発の読者の方々はこういう間違いをしないで下さいね。そのまま持っていれば、間違いなくもっと利益が得られますから。
ただ、他に事業を持っていて、どうしてもそれに資金がいる場合や、太陽光以上の利益が見込まれる投資がある場合は、上記の値段でも売ってしまって、それらの投資に向けるのも良いでしょう。しかし、太陽光より利益が見込まれる事業ってどんなものでしょうね。おそらくハイリスクなものではないかと思います。ただ、リスクや利益見込みをどう考えるかは投資家の嗜好によりますから、自分好みの事業に投資すれば良いと思います。私は安全で利益率も高い太陽光を継続することを選びますよ。
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