私がモニタリングに熱心な理由
- 著者名:
- Tomatosoup
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ここまでずっと発電所のモニタリングについて書いて来ました。私がこのように熱心にモニタリングするのは、今のパネルの信頼性に不信感を抱いているからです。特に廉価の輸入物は怪しいのではないかと思っています。この不信感は、一部のパネルにスネイルトレイルが大量に発生する現象を見て強く抱くようになりました。
スネイルトレイルは、太陽電池の基板に入ったマイクロクラックが銀電極と相互作用して起こると言われています。今のところ、スネイルトレイルが発生しても特性には影響していないようですが、長期に使っているうちに熱サイクルなどの影響でマイクロクラックが成長し、電極が破断されて特性が急に低下するなどの恐れがあります。
昔の太陽電池は品質が高く、また厚みが0.5mmほどあるためか、マイクロクラックなどは生じませんでした。今は大量生産のためにシリコン品質を落とし、厚みも0.2mm以下にまで薄くしています。この結果、マイクロクラックが起こりやすくなったのではないかと私は思っています。
私が昔、太陽電池に携わっていた時、海外の安いシリコン基板を入手したことがありました。その基板は品質が悪くて使いませんでしたが、簡単に割れてしまうのに驚きました。まともな結晶基板なら多結晶であっても簡単には割れません。従って、マイクロクラックは基板品質の悪い太陽電池に発生しやすいのではないかと思っています。
一方、スネイルトレイルは設置後1年ぐらいで大量に発生しています。私の聞いている限りでは、日本製の太陽電池でスネイルトレイルの発生は無いと思います。このことからも、安い輸入品は品質に問題があるのではと思っています。スネイルトレイル以外にもPIDやインターコネクタ不良なども、材料の品質不良や生産管理不良で多く起きる可能性があり、やはり安物買いは要注意です。
太陽電池パネルは一般的に20年、30年持つと言われていますが、これらの問題があると20年も持たないうちに不良が発生する可能性が十分にあります。今のところ、どこの発電所も設置後2-3年なので問題は見られませんが、果たして10年持つのかどうか怪しいなと思っています。
このためできるだけたくさんの発電所をじっくりモニタリングしていますが、その過程でモニタリングのノウハウも多少得ることができました。今後も気づいたことをアップしますので、少しでも皆様の役に立てたら幸いです。
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