太陽光発電保守の小道具「サーモカメラ」

著者名:
Tomatosoup
公開日:
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改正FIT法により太陽光発電所のメンテが義務付けられました。私は普段のメンテは専門の会社に委託していますが、それでも自分の興味で保守らしいことも行っています。私がやっていることは大したことではありませんが、使っている小道具やメンテの方法は何かの参考になるかと思いますので、紹介していきたいと思います。まずは小道具の話で、今回はサーモカメラについて。

 

私は50kWの発電所を運営していますが、設置されているパネルの数は2百数十枚になります。パネルが数枚なら日ごろからよく見ているとトラブルを見つけることもできるしょうが、2百数十枚になると大変です。マメな人なら頑張ってメンテできるかもしれませんが、それも50kWぐらいが限界で何百kW以上になるともう無理です。こういう時に全体を一目で見られるサーモカメラは結構使えます

 

サーモカメラは温度の分布が見られるカメラで、太陽光発電用というものは特になく、普通のものを使います。このカメラを使ってパネルの温度分布を画像で見れば異常加熱個所を見つけることができます。

 

パネルの異常個所が発熱するのは次のような理由からです。 太陽電池はパネルの中に多くのセルが直列に接続されています。もしこの中に発電電流の少ないものがあると、そこに何とか電流を流そうとする作用が働き、結果としてそのセルは抵抗のような働きをしてしまい、他のセルより温度が高くなってしまします。また、インターコネクタの接続不良があっても、やはりそこが抵抗となって発熱してしまいます。

 

私が持っているサーモカメラはFLIR社のE4というものです。FLIR社のなかでは最も低機能のものになりますが、太陽光発電のメンテ用であればこれで十分です。ちなみに、E4の解像度は80 x 60です。

      E4

サーモカメラを買うに当たって他にもいろいろ調べました。E4は15万円ほどですが、6万円ほどの低価格のものもありました。ただ、それは赤外画像だけを見るのに対し、FLIR社のE4は赤外画像と可視画像を重ねて見られるので、こちらの方が場所の同定が容易になると思い、E4にすることにしました。サーモカメラによる観察の一例が下の写真です。

 

FLIR社はサーモカメラではかなり定評のある会社のようで、アマゾンで簡単に購入することができました。料金を振り込み後、2日で届きました。

 

サーモカメラを使った太陽光発電評価は既にいろいろ報告されています。私の経験もいずれここにアップしようと思いますが、まずは小道具についての説明を先に行いたいと思います。

 

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