3年間太陽光発電をやってきて見えてきたこと
- 著者名:
- ハリオ
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明けましておめでとうございます。
2017年も大きな事故もなく無事太陽光を1年間運用してこれました。
太陽光の売電をはじめたのが2014年の年末ギリギリ。
実質2015年から丸3年運用して来ました。
2017年の運用を振り返りながら、九重の3年間、高山の2年間の運用を改めて分析し、
今後の運用や新たな太陽光の可能性を考えて行きたいと思います。
まずは2017年の運用成績から。
九重発電所
12月を除けば総じて良いペースで順調順調と思っていましたが、
12月に雪で発電が止まったこともあり、
せっせと11ヶ月間積み上げて来た貯金を吐き出す形になりました。
太陽光なので天気次第でどうしても波ができてしましますが、
夏に大崩れしてないのが助かっています。
発電自体のトラブルは1年目、2年目をパワコンの故障がありましたが、今年はなく、順調そのものでした。
12月が順調であればこの3年で最高のスコアを出せたと思うのに残念。
厳しい状況はそのまま2018年1月に引き続き続行中なので今年の出だしが心配ではあります。
ちなみ3年間のロールです。
こうやってみると
毎年同じなのは4月5月9月くらいであとは結構3年間で月合計の数値が違うのがわかります。
バラバラだけど年間通してはまとまっているという不思議な状態。
気圧配置にそういう特性があるのかは知りませんが、
予想外に凹んでもどこか意外性のある月が挽回している。
3年見てみると非常に優良物件です。
融資を返し終わっているので
機材等の投資額の合計を20で割ったもの(20年運用なので)
とランニングコストから出す利回りを3年分見て見ましょう。
1年間あたりの太陽光設備投資額というのは、
物件価格、融資利息、視察の経費、印紙代、
諸々この物件の購入、運用開始にかかった費用を足して、20で割った数字です。
この物件は2016年度に借入れを完済したため、
融資利息をランニングコストに入れずに、設備投資額に入れています。
2017年は改正FITによる看板設置の費用が増えたのと、
2年無料だった管理費がついに年間でかかってくるようになったため、
2016年よりも売電しましたが利回りが下がる結果になりました。
遠隔監視装置が年に何度か通信トラブルを起こして
見れなくなりますが、管理費の範疇で復旧できているので
かなり優良物件かなと。
3%、80万以上の利益をどこまで出し続けられるか。
このまま最後まで行ければトータルで1600万以上のプラスになりますので
当初目論見の1000万のプラスはいけるんじゃないかなと期待が膨らみます。
まあこれからパネルの劣化による発電量の低下とか、
トラブルもまったくないわけにはいかないでしょうから
たぬきの皮算用であることは間違いないのですが。
高山がやはりここまでは稼げてないので
九重がエースとして引っ張っててほしいものです。
続いて高山発電所。
なかなか厳しい1年でした。
1月に大きくシミュレーション発電量を割り込んで、
最後までシミュレーション比プラスになることなく終わりました。
夏場に挽回しましたが、10月の落ち込みが再度響きました。
まあ特に事故なく運用できたのは良かったですが
割高価格でつかんでいる分頑張ってほしいのが本音なんですけどね。。
2年間のロールを見てみると
初年度が出来過ぎだったのか、2年目がよくなかったのかは
今年の結果でようやく見えてくるでしょう。
九重は2016年より2017年が発電したのに対して、
高山は2016年のほうが2017年より発電しているという、
日本でも結構天気の地域差が出るんだなあと実感します。
2年間の利回りを 見ると
2%切ってるって感じですね。
発電量からすれば1年目はもう少し売上高があって良いはずだったのですが、
思ったより入金が少なく、このズレはなんなのか問い合わせましたが、
原因不明で終わったため、1年目は入金ベースの利回りにしています。
2年目からは入金額との誤差がほぼなくなったので
売電額ベースにしています。
締め日が月末じゃないのでどうしてもズレが生じるので悩ましいところですが。
改正FITの看板代が同じようにかかりましたが償却資産税が減っているので
コストはあまりかわらずといったところでしょうか。
こちらは年間40万の利益をなんとか確保して
20年で800万の利益を目指したいです。
当初の予定の1000万は早々に諦めないとダメそうですが、
なんとか足を引っ張らないようにして2基20年で2000万の純利益を目指したいです。
まとめ
コストの急激な上は3年やって特になし。
知らなかったけど実際にかかってくる見えないコストは
事前に調べておけばそれ以上にはあまり出てこないので
事故がない限りコストはシミュレーションどおりにいっています。
一方売電はシミュレーションに対して最高が136%最低が66%と
一番大きく振れて35%だった。
ただ30%以上ズレることは滅多にない。
年間トータルでは±5%に収まっている。
なので下調べをしっかりしていれば
ほぼほぼ想定どおりの利が取れるといってもいいのかもしれない。
もちろん業者の出したシミュレーションに隠れコストを
きちんと加えて出した利回りなんだけど。
株価が好調だったり、ソーシャルレンディングや仮想通貨が投資として
活況になって来ている中、
節税とセットとかにならないと、なかなか地味な投資なので
太陽光発電再ブームは来そうにないけれど、
仮想通貨のマイニング施設への投資を一括償却する節税商品が出て来たし、
去年発表された太陽光発電と仮想通貨のマイニングを組み合わせた
マイニングコンテナが2018年には登場しそう。
太陽光(風力)×仮想通貨マイニングは新しい節税パッケージになりうる可能性も秘めてるので引き続き市場を注視したい。
太陽光の運営自体は今年もきっとほったらかしで
ただただ晴れることを祈る日々が続くと思います。
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