太陽光発電融資のための金融機関開拓2つのアプローチとは?

著者名:
サムライ大家
公開日:
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3750
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こんにちは。サムライ大家です。

 

不動産投資ではアパートローンがありますが、太陽光発電事業(投資)には、専用の融資商品がない金融機関が多く、これが太陽光発電事業拡大が難しい最大の要因です。

 

信販会社のソーラーローン、再生可能エネルギー枠での公庫融資くらいしかメボシイものがありません。

 

しかし、太陽光発電事業拡大のためには金融機関の開拓が必須です。今回のコラムではサムライ大家が金融機関を開拓する際のアプローチ方法をお伝えします。

 

ざっくり分けて、

①自分で開拓する
②他人に紹介してもらう

の2つのアプローチがあります。

 

なお、個人への太陽光発電投資への融資は行っていない金融機関が多いので、開拓は法人融資を狙ったものとなります。

 

①自分で開拓する

 

これは文字通り、自分で金融機関へ直接アプローチするやり方です。こちらは効率が悪いですが、数打てば当たる可能性はゼロではありません。

 

可能性のありそうな金融機関・支店をピックアップし、直接電話してアプローチします。門前払いも多々ありましたが、いくつかは面談まで行ってくれました。

 

サムライ大家は東電管内を対象エリアとしていますので、関東の都銀・地銀・信金等にアプローチしています。これまでに30~40カ所くらい電話して、実際に融資を獲得できたのは1行といった確率ですが、気合さえあれば可能性はゼロではありません。

 

ここで、「可能性がありそう」かどうかは、ホームページで太陽光発電事業への融資の取り扱いがあるかどうかが判断指標になります。関東の場合、いくつかの地銀で取り扱いがある旨の記載が見つかります。融資を受けることができた1行もその旨の記載がありました。

 

しかし、「太陽光発電事業への融資」の記載があっても、高圧の発電所を対象としたものも多く、低圧用はダメな場合もありえます。

 

サムライ大家が自分で開拓した地銀での法人融資も、太陽光事業への融資商品ではなく、いわゆるプロパー融資でした。実質、新設法人であったにも関わらずプロパーで取り組んで頂けたのは大変ありがたいことです。

 

何回も断られると精神的なダメージがありますが、そこはダメで元々!と割り切って無心で機械的に電話した方がいいかと思います。

 

同じ金融機関でも支店ごとに、あるいは担当者ごとに対応は全然違います。そもそも太陽光発電事業への融資を行ったことがない融資担当者に当たってしまうと、最初から適当にあしらって断ろうというスタンスです。どこの誰かも分からない人のために、太陽光事業への融資をこれから勉強して判断するなんて面倒くさい。そんな担当者に当たるとハードルは非常に高くなってしまいます。

 

最近、A支店で以前門前払いにあった(面談まではしてくれた)地銀のB支店に電話をしたところ、何回も太陽光発電所への融資経験がある担当者に運よく当たりました(より正確には副支店長が電話対応してくれた後に、経験者をアサインしてくれました)。

 

B支店が地元の支店だったこともプラスに作用したのかもしれませんが、担当者に恵まれるかどうかでほとんど決まるような気がしています。この地銀には、適当な価格帯の案件が出てき次第持ち込んでみる予定です。

 

②他人に紹介してもらう

 

そして、効率がいいのはこちらです。①も頑張りつつ、②も併せて開拓したいものです。いわゆるコネになりますが、誰に紹介してもらうかが非常に大事です。その金融機関とのパイプが太い人物の紹介であるほど成功の可能性が上がります。

 

パイプが太い人物とは、

 

(1)既に太陽光発電の融資をその金融機関から受けている人物(望ましくは何基も)
(2)その金融機関と取引のある太陽光施工業者
(3)その金融機関へ創業融資の橋渡しをしている人物

 

です。

 

(1)は探すのが大変です。自分の周りにそんな知り合いなんていないよ!という人も多いでしょう。私も周囲で太陽光に取り組んでいる人が少ないので、なかなかチャンスがありません。

 

ただし、コネがなくても自分からコネを作りにいくことは可能です。それが(2)、(3)のケースです。

 

(2)は、太陽光を紹介してくれた業者に直接金融機関を紹介してもらえないかを尋ねればOKです。他人にモノを頼むのが苦手な人も、抵抗なく聞けるのではないでしょうか。

 

(3)は、具体的には創業塾、創業ゼミナールなどに参加することから始まります。その主催者は、特に地元の金融機関とのパイプが太いです。その主催者に紹介してもらうと、「●●さんの紹介であれば断るわけには…」という方向になりやすくなります。

 

もちろん、個人確定申告、法人決算書、資産、負債の状況、事業計画の内容、発電事業の経験の有無など総合的な判断となりますが、強力なバックアップになってくれます。

 

サムライ大家は昨年、ある創業塾、創業ゼミナールに参加していました。その主催者に紹介をしてもらい、紆余曲折はありましたが(紹介してもらった1行では断られたり…)、つい先日、何とか低圧太陽光発電所1基分の法人融資を受けることができました。こちらも太陽光発電事業を対象とした融資商品ではなくプロパー融資でした(太陽光への融資商品の取り扱い無しでした)。

 

自己資金への雑感

 

ほとんど新設法人にも関わらず、太陽光発電事業に融資をして頂いてます。気合さえあれば道は開けるものなのかもしれませんね。ただ、自己資金をそれなりに求められますので(2割程度でした)、出金ばかりで大変です。。。自己資金を投入しているのでキャッシュフローはそれなりに出る予定ですが、回収は先なのでツライですね笑

 

フルローンの可能性があるのは公庫くらいでしょうか?

 

次は、いよいよ公庫へ行ってみるつもりです!

 

まとめ

 

今回のコラムでは、サムライ大家が金融機関を開拓する際のアプローチ方法をお伝えしました

 

①の自分で開拓する、②の人に紹介してもらう、これらを組み合わせながら泥臭い作業を淡々と継続する。

 

遠回りなようでこれが王道なのではないでしょうか。

 

信販会社、公庫だと融資に上限がありますが、開拓した金融機関からは将来的には追加融資が期待できますので今後の可能性が広がります。

 

開拓はかなり大変な作業ですが、今後も継続的に行っていくつもりです。

 

それではまた次回、よろしくお願いいたします。

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