太陽光発電融資で負債数千万円だけが残った最悪のトラブルケース!

著者名:
サムライ大家
公開日:
閲覧数:
3830

こんにちは。サムライ大家です。

 

最近、いくつか金融機関の開拓に励んでいるのですが、太陽光への融資にはあまり積極的ではないな~という心証です。

 

今回のコラムでは、とある銀行の融資担当者から聞いた恐ろしい話をシェアします。

 

その銀行の融資先で起こったまさかのトラブル事例です。この話を聞いて背筋がゾっとしました。こんな事例もあるので、太陽光には積極的ではないのかもしれませんね。

 

正直、巻き込まれてもおかしくありませんので、皆さんもご注意ください。

 

なんと施工業者は工事をしていなかった!?

 

この銀行は、ある投資家の太陽光発電事業へ数千万円を融資しました(億に近い額です…)。施工業者には、工事の進捗に合わせて数回に分けて着手金、中間金などを支払っていく資金スケジュールです。

 

投資家&銀行は、施工業者の進捗報告を鵜呑みにし、言われるがまま事業資金を業者に振り込んでしまいました。

 

もう少しで完工という時期まで来て初めて、工事が全く着手されていないという事態に気が付いたのです。聞けば「近隣住民の反対」のせいで工事が進められなかったとのこと。そのまま計画は頓挫し、施工業者に振り込んだ資金は返ってこないままとなり、投資家は数千万円の負債だけを背負うことになりました

 

この施工業者は最初からバンザイして騙すつもりだったのかもしれません。あるいは、最初は真面目にやっていたものの、近隣住民の反対を覆せないことが分かって途中でバンザイしたのかもしれません。

 

どちらにせよ、工事が実際に進んでいないにも関わらず、進んでいることにして事業資金の振り込みを要求していた時点でクロでしょう。

 

予防策はあるのか

 

このケースは、投資家(&銀行)が施工業者の言うことを鵜呑みにして現地を確認しなかったことにも問題があります。振り込みが数回に分けて行われているので、早い段階で一度現地を確認しておけば工事されていないことに気付けたはずです。

 

そうすれば、融資額の一部は振り込むことなく守ることができたことでしょう。

 

ただ、実際には、ほぼ更地の状態で何度も現地確認に行くことはないかもしれません。遠方まで足を運ぶのは面倒ですし、行っても何もないのですから…。せいぜい最初に土地情報を仕入れた際に現地確認し、完工後に現地確認するくらいではないでしょうか。

 

教訓は?

 

ここから得られる教訓は、やはり施工業者の選定には相当気を付けなければならないことだと思います。

 

以前、こちらの記事「悪徳太陽光業者に捕まらないようご注意ください!~着目すべき指標は「●●の有無」と「○○スケジュール」!?~」でも触れましたが、実績のある信頼性の高い業者を選ぶようにしたいものです。

 

特に、初めて取引する業者で実績が不明な施工業者には注意が必要だと思います。サムライ大家は特定の数社しか取引はありませんし、今後も実績の無い業者は選択しないと思います。たまに高利回り且つ実績がよく分からない業者の案件も見かけるのですが、怪しくてなかなか勇気が出ません。

 

実績のある信頼性の高い業者が手掛ける「中の上」くらいの案件を狙うのが王道だと思います。

 

手付金を持ち逃げされた事例も聞きますが、今回の事例に比べると可愛いものではないでしょうか。数千万円を自力で返済なんて考えただけでも身震いしてしまいます。

 

最近は施工業者の倒産件数も増加していますので、業者選びにはお気を付けください。

 

ちなみに、施工業者は二極化しています。パネル等の調達コストを抑えられない業者は売電単価の低下についていけずに倒産していきますが、実績のある業者はメーカーとのパイプも太く、調達コストも抑えることができるので強く生き残っています。

 

太陽光バブルで急激に増えた施工業者は今、売電単価の低下によって振るいにかけられている状態です。今後も、実績のない業者はどんどん撤退していく流れだと思います。

 

まとめ

 

今回のコラムでは、「太陽光発電融資で負債数千万円だけが残った最悪のトラブルケース!」をお伝えしました。

 

太陽光施工業者の倒産が増加している中、初めて取引する実績がない業者には、いつも以上に注意を払った方がよいと思います。

 

そうした業者に施工を依頼するのであれば、支払いスケジュールが数回に分かれている場合、その都度進捗を実際に現地を訪問して確認することも念頭においた方がよいかもしれません

 

今回の事例は、いつ自分に起こってもおかしくないことなので正直恐ろしいですが、安易に信じ込んでしまうのではなく、自分でできる予防策は可能な限りやっておきたいものです。

 

それではまた次回宜しくお願いいたします。

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