太陽光発電所に地銀が越境融資するのはどんなケース?

著者名:
サムライ大家
公開日:
閲覧数:
2737
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こんにちは。サムライ大家です。

 

先日、新規の太陽光発電所のために土地の売買契約を締結してきました。夏に連系した発電所のすぐ近くの土地で、前回と不動産業者の仲介でした。

 

最寄駅、土地、不動産業者の事務所の間を車で移動する中で、色々な話をしてくれたのですが、その中で、以前遠方の地銀融資担当者がここまで来たことがあるという話を聞きました。

 

不動産業者は千葉県の業者です。千葉県内の太陽光発電所に投資する投資家への融資のために、なんと中部地方~近畿地方の地銀の担当がわざわざ足を運んで現地確認に来たのです。

 

千葉県はその地銀にとって何の所縁もない遠方の地です。当然、支店も一切存在しません。それにも関わらずわざわざ足を運び、最終的には融資を実行したのです。

 

完全なる越境融資。そんなこともあるのですね。

 

なぜ越境融資をしたのか?

 

通常、地銀は地元エリアを離れて融資することには消極的です。隣接県くらいが限界です。支店も全く存在しないエリアに融資をしてくれるのは極めて特殊なケースです。関東の地銀が沖縄に融資するかというと、まずしないでしょう。

 

聞けば、(1)規模が大きい(メガソーラー)、(2)その投資家は会社社長であり、その地銀との取引も普段から豊富

 

つまり、大きな投資規模、且つ、太いお客さん。

 

この2つの条件が揃ったからこそ、越境融資が実現したのです。

 

低圧の太陽光発電所1基のために越境融資なんかしてくれません。銀行にとって低圧1基分というのはロットが小さいので、手間だけかけて実りの小さいことには二の足を踏むのは当然です。

 

越境しないエリア内への融資であっても、ロットの小さな案件は面倒がられます(最近、ある地銀担当からそうした空気を感じました)。資金力のある人は、数基まとめて融資を打診した方が取り扱ってもらいやすくなります。

 

ちなみに、この地銀はもともと太陽光発電所融資に積極的なところです。以前、ある太陽光施工業者の案件を紹介された時、この地銀の紹介が可能であり、東京在住者でも中部~近畿の案件に融資の可能性が開かれていました。ただ、東京に支店があり、発電所の場所も地銀エリア内なので越境融資ではありません。

 

越境融資してくれるくらい太い顧客になりたいものです。

 

まとめ

 

今回のコラムでは太陽光発電所融資の越境融資の事例をお伝えしました。

 

越境融資は特殊なケースです。案件が大規模で、太い顧客であること。こうした条件が必要なのかもしれません。私を含めサラリーマン投資家にはなかなか難しいかもしれませんが、こんな事例もあるという事実には勇気をもらえますね!

 

それではまた次回宜しくお願いいたします。

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