複数行取引のススメ

著者名:
サムライ大家
公開日:
閲覧数:
1982
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こんにちは。サムライ大家です。

 

これは太陽光発電投資に限った話ではなく、不動産投資にも当てはまることなのですが、取引がある金融機関の数が1行だけの場合と、複数行ある場合とで、かなりの違いがあります。

 

ここでいう「取引がある」とは、融資を受けているという意味です。

 

実は、複数行と取引がある人のほうが何かと有利です。

 

私が主に感じていることは下記の4つです。

 

(1)良い条件で融資を受けることができる
(2)新規に金融機関を開拓する時にプラスに働く
(3)購入スピードが加速する
(4)貸しはがしのリスクを低減できる

 

1つずつ見ていきます。

 

(1)良い条件で融資を受けることができる

 

ある銀行から見ると競合となる銀行(エリアが重複する銀行)の存在はやはり気になります。1つの案件を複数行に打診した場合、当然、他行の条件は気にします。競合がいない場合は、その銀行のサジ加減で全てが決まりますので、いたずらに金利を引き下げたりしてくれません。

 

しかし、競合が●%の金利を提示していて、明らかに案件を取られてしまうときは、融資条件を緩和してくれることもありえます。ただし、銀行が本当にその案件に取り組みたければの話ですが…(別に無理して取り組まなくてもいいよ~程度だと緩和は難しいでしょう)。

 

このようにライバル行の存在により、より好条件で融資を受けることができる可能性が高まるのです。

 

また、他行で既に融資を受けている別案件の金利条件などを参考に、自分のところの金利の目安を決める節もありました。

 

(2)新規に金融機関を開拓する時にプラスに働く

 

「あの銀行が融資をしている人なら、あるいは、複数の銀行が融資している人なら、ある程度信用のある人なのだろう」

 

門をたたいた入口段階で、このように思ってくれやすくなります。

 

どこの誰かも分からない人よりも、ちゃんと向き合ってくれるようになる。

 

自分の心証ですが、取引行が増えてきた後のほうが、新規開拓の際に入口をくぐりやすくなったように思います。

 

(3)購入スピードが加速する

 

銀行Aで融資を受けた後、すぐに別の素晴らしい案件の紹介を受け、こちらも融資を受けたい。

 

そんな時、銀行Aは融資をしたばかりなので、次の融資まではしばらく間を空けたいことがあります。

 

新設の太陽光発電所の場合は、連系した後に売電収入が本当に問題なく入ってくるかどうか。そして、それが継続していくかどうか。その辺りが確認できるまではイケイケドンドンで融資するのは抵抗があるものです。

 

このような時、いつでも銀行Bに打診できる状況であれば、チャンスを逃すことなく購入できるかもしれません。

 

間を空けなくて済むので、購入スピードは加速します。

 

(4)貸しはがしのリスクを低減できる

 

こちらは付随的な効果ですが、すべての取引が1行だけの場合、万が一、何かが起きてしまい一括返済を求められるような事態、すなわち貸しはがしの事態が起きてしまうと、あっという間に詰んでしまいます。

 

しかし、取引先が複数行に分散されていれば、もし1行で貸しはがしの事態が起きたとしても、その瞬間に詰んでしまうことは防げます(実際には貸しはがしが1行でもあれば厳しいかもしれませんが…)。

 

このように複数行と取引があれば、多少なりとも、自分の身を守ることにもつながります。

 

まとめ

 

今回のコラムでは、複数行取引のススメと題して、複数の金融機関と融資の取引があったほうが何かと有利に働くこと、そして自分の身を守ることにもつながることをお伝えしました。

 

現在、新たな地銀を開拓中なのですが、どうにかして新規の取引を開始できたらと考えています。

 

それでは、また次回も宜しくお願い致します。

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