小規模事業用太陽光発電(10-50kW)は売電単価13円(税抜)!でもやはり余剰買取に…

著者名:
サムライ大家
公開日:
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3213
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こんにちは。サムライ大家です。

 

2020年度のFIT制度はどうなるのか注目されていましたが、2020年2月4日付けで、「第55回 調達価格等算定委員会」の開催資料が公開されました。

 

下図はその資料からの抜粋です。

 

 

2020年度の小規模事業用太陽光発電(10-50kW)については、自家消費型の地域活用要件が設定されるようです。

 

自家消費型の地域活用要件とは、「自家消費の確認ができることに加え、災害時に当該再エネ発電設備で発電された電気が活用できることを求める」要件です。

 

簡潔に言えば、全量買取ではなく余剰買取です。小規模事業用太陽光発電は、工場の屋根への設置&自家消費などを意図しているのでしょう。

 

つまり、2020年度の小規模事業用太陽光発電(10-50kW)は全量買取ではなく余剰買取になり、その売電単価は13円(税抜)となりました。

 

したがって、全量買取を前提としていたこれまでの野立て太陽光発電所は2019年度の14円単価がラストとなりました。

 

残念…。

 

一方、50kW以上250kW未満の規模の高圧の太陽光発電所には「地域活用要件」が設定されず、全量買取のFITが継続し、売電単価12円(税抜)となるようです。

 

ちなみに、250kW以上は入札の対象です。

 

<参考資料>

令和2年度の調達価格等に関する意見(案)

令和2年度(2020年度)の調達価格及び調達期間についての委員長案

 

まとめ

 

今回の案でほぼ確定でしょうから、ついに野立ての低圧太陽光発電所(10kW以上50kW未満)が全量買取のFITから外れてしまうことになりそうです。

 

あと1年は待って欲しかったですね。2019年度の単価14円の案件がお宝化しそうです。

 

一方、50kW以上250kW未満の規模の高圧の太陽光発電所は売電単価12円で継続しそうなので、高圧の太陽光発電所への投資はもう1年継続できそうです。

 

それでは、また次回も宜しくお願い致します。

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