私が実践している太陽光融資の金融機関開拓方法
- 著者名:
- サムライ大家
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こんにちは。サムライ大家です。
不動産はもちろん、太陽光に投資する場合も融資を活用することが多いでしょう。
今回は、私が普段から実践している金融機関開拓方法をお伝えします。
過去コラム「太陽光発電融資のための金融機関開拓2つのアプローチとは?」と一部重複しているところもありますが、その後の融資経験も踏まえつつ、もう少し具体的な手順を書いてみました。
また、改めて考えてみると、融資を受けることに成功したケースには共通点がありました。
1.自力で持ち込む
(1)物件が存在するエリアをカバーし、かつ自分の住所地の近くにも支店が存在する金融機関(銀行・信金・信組等)をリストアップ
都銀は大抵はどこでもカバーしているのですが、金融資産が充実している人でないと太陽光で融資を受けるのは難しいかもしれません。
地銀、信金、信組が主な対象です。インターネットで検索するとすぐに出てきます。例えば、「東京都千代田区 金融機関」などの検索ワードを入れて検索します。
(2)リストアップした金融機関のホームページを確認して、再生可能エネルギー(太陽光含む)への融資商品があるかどうかをチェック
専用の融資商品がホームページに掲載されていれば、電話した際の切り出しに使えるので確認するようにしています。ただ、専用の融資商品が掲載されていなくても気にすることはありません。結局、プロパー融資で事業性を審査したうえでの融資です。掲載の有無にかかわらずアプローチしてOKです。
ちなみに、どこの金融機関も個人への投資には融資しないので、個人よりも法人を所有していたほうが土台にのりやすいと思います。そして、あくまでも「事業」であることを強調します。
ところで投資と事業の境界って何でしょうか。不動産投資とも言いますし、不動産賃貸業とも言います。同様に、太陽光発電投資とも、太陽光発電事業とも言います。
それだけで食べていける=事業(専業)
それだけでは食べていけない=投資(兼業)
労働力を投入する(草刈、検査、管理を自力で行う)=事業
労働力を投入しない(全部委託してお任せ)=投資
でしょうか。境目って難しいですよね。
1~2基の規模だと投資の範囲を出ないかもしれませんが、労働力を投入し、費用を削減して収益を改善していることを示すことで、太陽光発電(売電)事業を行っていると主張しやすくなると思います。
私の場合は自主管理なので、年間の管理費用がおそらく100万円単位で削減できています。キャッシュフローの観点からも、(地方に引っ越して大人しくしていれば)それだけで食べていける程度にはなってはいます。なので、金融機関に電話する際は太陽光発電「事業」を行っていることを強調するようにしています。
(3)リストアップした金融機関の支店に全て電話する
完全にテレアポ営業です。同じ銀行でも複数の支店に電話します。
ただ、エリアごとに住み分けされておりA支店に電話しても、住所地を伝えた途端に「B支店のエリアなのでそちらにかけなおしてください」と言われてしまうこともありますが。
「初めてお電話いたします。●●と申します。融資相談のお願いでお電話いたしました。ご担当のかたをお願いいたします。」
こんな感じで融資の担当につないでもらっています。
そして、担当に代わってもらった後は、太陽光発電事業を行っていること、自分の住所地、融資を希望する案件の所在地などをお伝えします。
しかし、大抵の場合、相手は乗り気ではありません(笑)
それもそのはず。どこの誰かも分からない怪しい人物がいきなり電話してきて、これまで一切取引が無いのに、いきなり大きな金額(1000万~2000万超)を融資して欲しいと言っているのですから。
資産背景はどのくらいか、太陽光事業の経験はどの程度あるのか、その事業はきちんと回っているのか、法人決算書、個人確定申告書の内容は問題ないか。
その辺りまで深く伝えたうえでようやく検討してもらえるかな程度のものです。
ただ、最近気が付いたことですが、実は電話した時に融資の可否はおおよそ決しています。
これは感覚的なものですが、電話に出た融資担当が過去に太陽光発電事業への融資を行った経験があるかどうかに左右されます。
太陽光への融資経験が無い場合、どのような稟議書を書けばいいのかも分かりませんし、どのような書類を集めればいいのかも一から調べることになるわけです。
自分が融資する側の立場だったらどうでしょうか。どこの誰とも知らない人物に、そんな面倒なことはしたく無いですよね?他に慣れ親しんだ融資商品を取り扱ったほうがよっぽどコストパフォーマンスがいいはずです。
なので、融資担当の過去の経験の有無でほとんど決まってしまいます。経験が無い場合、面倒なのでお断りする方向に傾くでしょう。
全ての支店に電話するのは、太陽光経験者への遭遇チャンスを増やすためです。数打てば、ほんの時々ですが当たるときがやってきます。
私の過去の融資の多くは、偶然、太陽光経験者との縁ができたおかげです。思い返せば、公的融資(保証協会とか)を活用した時以外は全部、経験者と出会えたおかげだったように思います。
私の住所地は都内ですが、都内支店が地方の低圧野立てに融資するケースは少ないです。
ある太陽光経験者の融資担当は、たまたま過去に法人の高圧太陽光への融資経験があり、そのおかげで私の低圧への融資もスムーズに進みました。
この偶然を増やすには、行動して数を打つのみ。
打診するのはタダです。冷たく断られても大丈夫。まだ太陽光経験者に出会ってないだけと思えばいいだけです。
2.紹介
太陽光融資を受けた知人にその融資担当を紹介してもらう方法です。このメリットは、太陽光経験のある融資担当と縁ができることです。
太陽光経験者を紹介してもらえるのですから、テレアポで数を打つ手間を削減することができます。融資実現までの道のりをショートカットできるのが魅力です。
もちろん、融資するに足る資産背景、事業計画、経験が無ければ、いくら紹介でもお断りされてしまう可能性はありますが、素晴らしいチャンスをもらったに等しいわけです。
その知人と住所地が全然違うなど、そもそも取り扱いが不可能な場合は難しいですが、居住地が近ければチャレンジする価値は大いにあるでしょう。
また、太陽光施工業者に銀行を紹介してもらう方法もあります。施工業者は銀行取引があるので、銀行とのつながりが強ければ自分の顧客を銀行に紹介することも可能です。私も、金融機関の紹介があるかどうか、案件問い合わせ時に業者に聞くようにしています(無いケースが多いのですが…)。
ちなみに、私の11基目の太陽光は家族(父)からの紹介です。私の住所地からは相当遠方の支店であり、本来は取り扱いはできないはずでした。しかし、私がかつて居住していた実家近くの支店であり縁故があったこと、さらにその融資担当が太陽光経験者だったことから、融資が実現しました。家族経由ではありましたが、これも「紹介」の一つです。
紹介があれば、本来は融資を受けることができないはずの遠方の支店でも融資を実現できることがあるのは勉強になりました。
まとめ
今回のコラムでは、私が実践している太陽光融資の金融機関開拓方法をお伝えしました。
過去に野立て太陽光発電所への融資経験がある担当者に出会うことができれば、融資実現の可能性が開けてきます。
最近気づいたことですが、振り返ってみると、偶然経験者に出会うことができたときに融資が実現してきました。
泥臭い方法ですが、経験者に出会えるまでひたすら動く。
これが成否を左右するように思います。
それでは、また次回も宜しくお願い致します。
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