太陽光発電所投資はライバル不在のブルーオーシャンです!その理由は…
- 著者名:
- サムライ大家
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不動産投資は今後レッドオーシャンに?
こんにちは。サムライ大家です。
太陽光発電所投資(発電事業)の世界は、不動産(アパート・マンション・戸建など)と比較すると、圧倒的にブルーオーシャンが広がっています。
書店の書籍コーナーを見てください。昨今の不動産投資ブームにより、不動産投資関連書籍のスペースは凄く充実しています。ここ数年だけでスペースは倍くらいになっているのではないでしょうか。
多くのサラリーマン投資家が不動産投資に参入し、今現在も新規参入は増え続けています。新築アパートが都心でも溢れ返り、新築なのに入居付けに苦労する話も出始めています。相続税対策など節税目的でアパートが乱立し、供給が需要を上回ってきているのが現状です。
今後、立地の良くない場所で、且つ入居者にアピールできる特徴が無いアパートには、厳しい未来が待っていることでしょう。アパマン投資はレッドオーシャン化してきているのが実情です。
参入障壁は低いようで実は結構高い?
これに対して、太陽光発電所投資はブルーオーシャンであると考えています。
その理由として、
①太陽光エネルギーは立地に無関係且つ半永久的である
②参入障壁が実は高い
この2つが挙げられます。
まず、①については、皆さんお分かりのように太陽光エネルギーは半永久的です。日本全国どこでも太陽の光は平等に射し込みます。もちろん日射量の多寡はありますが、日本全国どこでも太陽光発電が可能です。不動産の立地の重要性に比べれば立地は収益性にあまり影響しません。アパマンのようにパイ(入居者)の奪い合いといった事態は起こりません。
ちなみに、これが風力発電(小型風力)の場合は別です。日本全国どこでもOKというわけにはいきません。風が強いエリアは限られていますのでそのエリアの土地は取り合いです。立地が成否を左右します。
話はそれましたが、②についてはあまりイメージが湧かないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。信販会社や公庫の存在によって1、2基保有する程度は確かに比較的容易かもしれません。しかし、5基、10基と一気に増やせるかというと途端に難しくなります。
金融機関の太陽光発電所への評価は高くありません。担保として評価されるのは二束三文の土地のみで、太陽光パネルなどの動産には担保価値をなかなか認めてくれません。悲しいかな、どこもそのような傾向があるのです。太陽光発電所への融資に積極的なのは一部の金融機関だけという印象です。
そういった状況であることから、1、2基購入しただけで足踏みしている人も多く、本格的に規模を拡大するには融資のハードルを超えなければなりません。参入障壁は低いようで(規模を拡大するつもりであれば)結構高いのです。
不動産に比べてライバルが少ないのはこうした理由からです。
ちなみに、太陽光発電投資に関する書籍って殆ど見ませんよね(あっても業者のヨイショ本だったりであまり参考になりません…笑)。書籍コーナーの扱いの小ささからもライバルの少なさを感じ取れるのではないでしょうか。
2017年4月以降は更にライバルが減る?
2016年度は生産性向上設備投資促進税制の特別償却50%(又は最大4%の税額控除)が適用できます。
そのため、現在のプレイヤーの中には、50%償却目的の利益の出ている法人がかなり含まれています。
2017年度にどのような税制になるのか分かりませんが、50%償却は2017年3月までなので4月以降は彼らのようなプレイヤーが退場するものと思われます。節税目的の彼らは太陽光発電事業に参入するつもりはないはずです(減価償却費を計上できれば十分だと考えています)。
よって、2017年4月以降にはライバルが減ることが予想されます。そうすると、プレイヤーは、1~2基購入して終了の一見さんと、本格的に規模拡大路線に乗っている事業者とに2極化していくのではと思います。
まとめ
太陽光発電所投資はライバル不在のブルーオーシャンです。
①太陽光エネルギーは立地に無関係且つ半永久的である→場所を選ばずパイ(アパマンでいう入居者)の奪い合いも起こらない!
②参入障壁が低いようで実は高い→太陽光の担保価値が低く規模拡大路線に乗るのは難しい(ライバルが少ない)→拡大路線に乗ることができれば(金融機関を開拓できれば)ブルーオーシャンが見えてくる!
目の前にブルーオーシャンが見えていても、いざそこに辿り着くのは難しいのが現状です。目に見えないハードル(融資の壁)が存在しています。いま、私はこのハードルを超えられるかどうかの瀬戸際の立ち位置にいます。
ちなみに、ハードルを超えるためには法人の設立が必須です。今後のコラムでは、法人の設立と私の規模拡大戦略についてもお伝えしていこうと思います(正解かどうかは分かりませんが…)。
それではまた次回、よろしくお願いいたします。
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