太陽光施工業者が作成した売電予測シミュレーションを鵜呑みにすると危険かも!?その2~NEDO日射量データベース閲覧システムから「1日の日射量」を求める方法~
- 著者名:
- サムライ大家
- 公開日:
- 閲覧数:
- 3303
こんにちは。サムライ大家です。
前回のコラムでは、売電予測シミュレーションのための計算式をお伝えしましたが、その計算式の中の1つのパラメータ(1日の日射量)の求め方までは触れませんでした。
今回のコラムでは、NEDO日射量データベース閲覧システムの使い方をお伝えします。NEDOとは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構のことです。
まず、日射量データベース閲覧システム(http://app0.infoc.nedo.go.jp/)へアクセスします。すると以下のような画面が出てきます。
中央(緑)の「年間月別日射量データベース(MONSOLA-11)」をクリックします。すると以下の画面に。
観測地点のうち、今回調べたい場所を選択します。ピンポイントで見つからない場合は最も近い場所を選択します。今回は「東京」を選択します(野立てで東京なんてまずありえませんが、屋根設置なら東京もありえます)。すると、以下の画面に切り替わります。
次に、右下の赤色矢印で示した「この地点のグラフを表示」をクリック。クリックすると、こんな画面になります。
画面左上に赤色矢印で示した「角度指定」にチェックを入れます。
そして、下図の赤色矢印で示した「任意の指定」にチェックを入れます。その右側にある「傾斜角」、「方位角」の欄に今回の案件の値を入力します。傾斜角は15度単位、方位角は10度単位で最も近いものを選択します。今回は傾斜角30度、方位角0度を選択しました。パネルの設置角度が30度、真南を向いて設置した場合に該当します。
値を入力(選択)すると、上図の右側の赤丸で示した箇所に数字が表示されます。今回の例では「3.73」ですね。これが求めたかった「1日の日射量」です。
この求めた数字を前回のコラムで説明した計算式
年間の売電収入予測値(税込)=売電単価(円/kWh)(税込)×年間発電量(kWh)
年間発電量(kwh)=1日の日射量(kWh/(㎡・日))×損失係数×太陽光パネル容量(kW)×年間日数(日)÷1(kW/㎡)
に代入すると、年間売電収入の予測値を計算することができます。
注意点
この日射量データベースを利用する際の注意点として、少しデータが古い(国内837地点・29年間(1981~2009年)のデータ)ことが挙げられます。但し、NEDOのホームページによれば、このデータはJIS C8907「太陽光発電システムの発電電力量推定方法」の推奨データとなっていますので、やはりこれがベストでしょう。
まとめ
今回のコラムでは、NEDO日射量データベース閲覧システムを用いた「1日の日射量」の求め方について説明しました。前回のコラムで説明した計算式と併せて活用してみてください。
それではまた次回宜しくお願いいたします。
登録20,000名突破!メガ発のお得な無料会員登録
太陽光発電投資をはじめたいけど、どうすればよいのか、どんな物件を選べばよいのか、悩まれている方も多いでしょう。
太陽光発電について誰に相談してよいかわからない方、まずはメガ発の無料会員登録でメルマガを受け取りませんか?
■会員登録するとこんなサービスが受けられます!
- 太陽光発電投資のすべてがわかる無料ebookプレゼント
- 会員様限定の非公開物件の閲覧可能
- ご希望の物件が追加されたタイミングでプッシュ通知にてお知らせ
- お得なキャンペーン・セミナー・新着物件・クローズド案件のメルマガ配信
■こんな方におすすめ
- 年収があまり高くない…⇒年収は300万円以上からOK
- 既に融資をかなり組んでいる…⇒信販会社のローンが組めるため、ローン残債や借り入れが多い方でも融資可能
- リスクが心配⇒固定価格買取制度によって買取期間と単価が保障されているため長期安定投資
- 発電所を建てる土地は?⇒土地を所有していなくても土地と太陽光発電設備がセットになっている商品のため土地仕入れの手間なし
- 遠方の物件はちょっと…⇒業界最大級の物件取扱数なので各地域、様々な条件で物件をお選びいただけます。
※土地の有効活用、処分を考えている方のご相談も承ります。