個人レベルでメガソーラー規模まで到達可能なのか?~太陽光発電事業の拡大には金融機関の開拓が必須!サムライ大家が描く低圧合算1メガ達成までの戦略とは…~
- 著者名:
- サムライ大家
- 公開日:
- 閲覧数:
- 8707
こんにちは。サムライ大家です。
個人レベルでいきなりメガソーラーに取り組むのは、自己資金・融資の観点から無謀でしょう。
そこで、私は実質的に個人レベル(個人事業主+複数のプライベートカンパニー)で低圧の太陽光発電所を積み上げ、合算でメガソーラーの規模まで増やしていくことを念頭に活動しています。
まだまだ道半ばですが、このアプローチなら実現可能性は十分にあると考えています。
1MW(メガワット)=1000kW(キロワット)=50kWの低圧太陽光発電所×20基
と考えると、全部で20基分の融資が必要となりますね。
ただ、最近は過積載案件が増えているので1基購入で80kW増えるケースもあるでしょう。そのため、おそらく全部で17、18基くらいで1メガ到達かな~と見積もっています。
しかし、これだけ拡大するためには金融機関からの融資は必須となります。自己資金が有り余っている人は別ですが、そんな人はほぼ皆無と言っていいでしょう。
原則、信販会社はフルローンが難しく(あくまで原則です)、公庫でもフルローンは難しいです(公庫は担保提供できればフルもいけるかも?)。
そして、銀行、信金、信組など他の金融機関となると、ますますフルローンは厳しくなります。
そのため、売電収入を再投資しながら1割~2割程度の自己資金を入れていくイメージで考えています。本業収入、不動産収入、消費税還付などと組み合わせて資金を捻出したいと思っています。
1個人+3法人で1メガ
50kWの太陽光発電所を20基まで増やすと仮定します。売電単価にも依りますが、ざっくりと
1個人:5基
1法人:5基×3法人=15基
として、1個人+3法人合わせて20基の割り振りで考えています。
なぜ1人格あたり5基で考えているかと言いますと、税金的な制約が理由です。
課税売上税抜1000万円のラインを境に、課税事業者となるか、免税事業者となるかが分かれます(個人事業主でも法人でも同様です)。1000万円のラインを超えると課税事業者となり、消費税分の売電収入は税金として納めなければなりません。消費税を手残りにできるかどうかでキャッシュフローに大きく差が出ます。
そこで、この1000のラインを基準にして1個人+3法人で組み立てる計画を立てています。実際には、どれか1つの法人を1000のラインを超えて拡大させていった方が、より短期間で拡大できると推測していますが、取りあえず机上では1個人+3法人で考えています。
太陽光発電事業の拡大には超えなければならない山が2つある
太陽光発電事業は融資の壁が高く、拡大路線に入るまでに2つの山があると感じてます。
1つ目の壁は、法人融資での「1基目の壁」です。
2つ目の壁は、法人で太陽光発電事業を軌道に乗せた後の、同じ金融機関からの「追加融資の壁」です。
この2つの壁を超えると、一気に規模拡大できると想定しています。
さきほど、「1個人+3法人」について書きましたが、個人への融資は信販会社又は公庫、法人への融資は公庫又は地銀・信金で考えてます。
個人への融資は信販会社を利用すればハードルは低めです。しかし、法人融資は厳しいイメージです。法人融資は「太陽光発電事業」としての事業計画書、自己資金を充実させ、経験も要求されます。個人での「太陽光発電投資」とは違い、「事業」としての位置づけとなります。
そのため、個人の方で太陽光発電所を運営していない全くの未経験の状態で、いきなり法人融資を打診すると煙たがられます(笑)特に、地銀信金などはその傾向が強く、1基目の壁を感じます。ちなみに、地銀信金は、私の知る限り個人への融資には消極的です(個人への太陽光融資はやってないと断言されたところも多いです)。
法人での1基目は公庫がいいのかもしれません。私は現状1個人+1法人ですが、2つ目の法人での1基目融資は公庫にしようと考えてます。ちなみに1つ目の法人での1基目融資は地銀です。
そして、何とか法人融資を実現した後、同じ金融機関から追加融資を受けられるかどうかが、規模を一気に拡大できるかどうかの試金石だと思います。法人がしっかりと収益を上げ、太陽光発電事業としての信頼を積み上げれば、更なる融資を引き出すことが可能になると考えています。実際、私よりも先行している人々は取引のある金融機関との結びつきが非常に強いイメージです。
私はと言いますと、ひたすら金融機関を新規開拓している段階に過ぎません。1つ目の法人は地銀から融資を受けましたが、追加融資については、ある程度時間をおいて様子を見てから(きちんと事業が回っていることを確認できてから)という空気でした。短期間での追加融資に壁があるのはごもっともですよね。
しかし、のんびり1年間(あるいは半年?)も待っていたら、チャンスは通り過ぎていってしまいます。そこで、別の金融機関を当たっているわけですが、少しずつ開拓できつつあります。
取引のある金融機関の数を増やして、各金融機関から追加融資を受けられるように各法人を育てる
これが現在サムライ大家が考えている戦略です。1メガに到達するまでそれなりに時間がかかると思われますが(多分あと数年はかかる?)、金融機関からの信頼を積み上げるためにも「急がば回れ」です。
まとめ
今回のコラムでは、個人レベル(1個人(個人事業主)+3法人(プライベートカンパニー))でメガソーラー規模(1メガ)まで到達するために描いている戦略・展望や、法人融資の壁などをお伝えしました。
皆さんはどのような戦略を考えているのでしょうか?(是非教えてくださーい笑)
それではまた次回宜しくお願いいたします。
登録20,000名突破!メガ発のお得な無料会員登録
太陽光発電投資をはじめたいけど、どうすればよいのか、どんな物件を選べばよいのか、悩まれている方も多いでしょう。
太陽光発電について誰に相談してよいかわからない方、まずはメガ発の無料会員登録でメルマガを受け取りませんか?
■会員登録するとこんなサービスが受けられます!
- 太陽光発電投資のすべてがわかる無料ebookプレゼント
- 会員様限定の非公開物件の閲覧可能
- ご希望の物件が追加されたタイミングでプッシュ通知にてお知らせ
- お得なキャンペーン・セミナー・新着物件・クローズド案件のメルマガ配信
■こんな方におすすめ
- 年収があまり高くない…⇒年収は300万円以上からOK
- 既に融資をかなり組んでいる…⇒信販会社のローンが組めるため、ローン残債や借り入れが多い方でも融資可能
- リスクが心配⇒固定価格買取制度によって買取期間と単価が保障されているため長期安定投資
- 発電所を建てる土地は?⇒土地を所有していなくても土地と太陽光発電設備がセットになっている商品のため土地仕入れの手間なし
- 遠方の物件はちょっと…⇒業界最大級の物件取扱数なので各地域、様々な条件で物件をお選びいただけます。
※土地の有効活用、処分を考えている方のご相談も承ります。