ついに売電単価21円時代に突入!~果たして太陽光発電へ投資する価値はあるのでしょうか?サムライ大家の雑感は…~

著者名:
サムライ大家
公開日:
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7499

こんにちは。サムライ大家です。

 

2017年度になり、10kW以上の産業用太陽光発電所の売電単価が21円(税抜)に確定しましたね。固定価格買取制度(FIT制度)が開始した当初は売電単価40円(税抜)でしたので、単価は半減したことになります。

 

21円時代の今、新規参入しても良いのか?

 

果たしてこれから投資する価値はあるのか?

 

そんな疑問も持っている人もいるかと思います。

 

今回のコラムでは、21円時代に対するサムライ大家の雑感をお伝えします。

 

21円でも投資価値あり!

 

いきなり結論ですが、メガ発コラムで一番最初に書いた記事でも述べた通り、私は売電単価が下がっても積極的に投資していきます。それは21円になった今年度も変わりません。私が仮にこれから新規参入する場合であっても同様です。

 

売電単価の減少は、市場での太陽光発電設備の調達コストの減少とリンクしています。そのため、現在も40円時代と比較してさほど利回りに変化はありません。

 

低い売電単価でそれなりの利回りの案件を購入できれば、20年間の固定価格買取期間後に単価がその時の金額に下げられたとしても、落差を小さくすることができます。

 

同じ10%の利回りの40円案件と、21円案件とでは、後者の方が有利であるとの考えです。つまり、21年目以降に10円に下がったと想定すると、40円→10円よりも、21円→10円の方が収入の落差を小さくできるからです。

 

土地値は下がっていない?

 

しかし、21円になって、これまでと同じ利回りを確保するのが少し難しくなってきたように感じています(10%くらいなら全然いけますが11%を作るのが難しくなった印象です)。

 

まず土地の確保が難しくなっています。従来のように坪1万円くらいだと土台に乗りにくくなっています。売電単価の減少は、土地値とリンクしている訳ではありません。土地値は数年前と比べてもあまり下がっていないように思います。

 

太陽光発電用地は相変わらず奪い合いの状態なので、なかなか値段が下がりにくいのでしょう(ただし、私は東電管内を投資エリアとしていますので関東での印象に過ぎませんが…)。そのため、総額に占める土地値割合が増加し、利回りが伸びない一因になっています。

 

ちなみに、ひと昔前は地目が雑種地、山林、原野などの広い土地も普通にありましたが、最近では安くて広い土地の確保のために、農地転用案件が明らかに増加しています。

 

農地転用とは、農地(地目が田、畑)を転用して太陽光発電ができる土地にするためのものです。農地は周囲に売電の邪魔になる背の高い木々が少なく、太陽光発電には持ってこいの環境であることが多いです。

 

実際、24円ですがサムライ大家も現在農転案件を仕込み中です。狙い目は将来建物を建築可能なエリアであって且つ比較的市街地に近いエリア(主に市街化区域、非線引き区域)の農地です。ただ、農転は非常に手続きが面倒ですのでご注意ください…。この面倒さはまた別途コラムにてお伝えできればと思います。

 

パネルの更なる値下げは?

 

まだ24円→21円に切り替わったばかりなので、設備導入コストの更なる低下(つまり、メーカーによる値下げ)が追いついていない可能性があります。

 

毎年、売電単価が下がっているにも関わらず、利回りにさほど変化がないのは、設備導入コストの低下(毎年の企業努力)のおかげです。21円時代はまだ始まったばかりなので、今後どこかのタイミングで設備の値下げ(例えばパネルメーカー、パワコンメーカーの値下げ)が起こるはずです。

 

値下げがあれば、ここ数年と同様に同じ利回りを確保できるかもしれません。パネルメーカー、パワコンメーカー、そして施工業者の企業努力に依存する形になってしまいますが、これまでと同様に今年度も期待しています。

 

まとめ

 

産業用太陽光発電の売電単価が21円に下がりましたが、今後も投資する価値は十分にあると考えています。メーカー&施工業者の企業努力に依存する部分も大きいですが、やはり鍵となるのは安価な土地の確保でしょう。

 

比較的安価な土地を確保できる農地転用案件が増えていますが、今後もますます増加していくのではないでしょうか。農転案件を含め、良い土地の確保のためにも、仕入れルートは増やしておきたいものですね。

 

以上、21円時代が始まってからの雑感をお伝えしました。

 

それではまた次回よろしくお願いいたします。

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