様々な形がある【太陽光発電投資ファンド】を徹底解説
一口に『太陽光発電投資ファンド』といっても様々な形のファンドがあります。ここでは、どのようなタイプの太陽光発電投資ファンドがあるのか?想定利回りはどれくらいなのか?安全性はどうなっているのか?など、様々な角度から太陽光発電投資ファンドについてみていきましょう。
目次
【ご注意】
※ユーザー様へ このページは情報提供を目的としたものです。特定の商品についての投資勧誘や売買の推奨、広告を目的としたものではございません。ファンドのご購入に関しては、各販売会社様にお問合せをお願い致します。
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タイプ別 太陽光発電投資ファンドの種類
代表的な太陽光発電投資ファンドは、以下の4つのタイプに分類されます。
- 太陽光発電所へ投資して分配利益を得るタイプ
- 太陽光発電所の建設費用を融資して返済利息で利益を得るタイプ
- 市民ファンド
- 上場インフラファンド
太陽光発電所へ投資して分配利益を得るタイプ
一番多く見られるタイプのファンドです。この後に説明するタイプのファンドと比較して、想定利回りが高く設定されているのが特徴で、税引き前で7~9%のものが多くなっています。
投資対象となる太陽光発電設備は、既に設置されている中古のものと、新しく設置する2つのパターンがあります。
既に設置されているものの場合は、発電を開始しているため分配の開始が早くなっています。建設前のものは完成後の売電開始となるため、分配開始日まで時間がかかることがあります。早めの償還を求められる方は、既に発電を開始しているファンドを選択するとよいでしょう。
ただ、新しく設置するタイプのものは、場合によっては生産性向上設備投資促進税制を活用して、出資金額の50%償却を受けられるものもあるため、自分のニーズに合ったファンドを選ぶとよいでしょう。
ファンドの運用期間は、太陽光の買取期間である20年のものや、10年~15年に設定されているものがあります。中には5年程度で発電所を売却して早めに元本を返還することを目的としているものもあります。他のファンドで見られるような無期限のものはほぼないといえるでしょう。
安定して収益を得たい方は償還までの期間が長期のものを、ある程度早く回収したい方は償還までの期間が短期のものが向いているといえるでしょう。
【太陽光発電所へ投資して分配利益を得るタイプのファンドを販売している会社】
株式会社ゼック
エコの輪ファンド
SBIマネープラザ株式会社(SBIソーラー)
株式会社ファンドクリエーション
株式会社ウエストホールディングス
日本クラウド証券株式会社
メガ発ファンド(株式会社フィンテックエナジー)
太陽光発電所の建設費用を融資して返済利息で利益を得るタイプ
こちらのタイプは、太陽光発電所を設置しようとしている事業者に対して、建設費の初期費用を融資して返済利息を分配利益として得るファンドです。簡単に説明すると、お金を貸して利息で利回りを得ることになります。クラウドファンディングで販売しているケースが多いです。
注意しなければならないポイントとして、貸金業法の規制によってファンドの募集の際に融資先の企業の名前は分からないことです。借り先の企業名が伏せられているため、ファンド販売会社の信用度の高さが重要になってくるでしょう。
貸し出した金額に対する利息の返還が利益となるため、太陽光発電所へ投資して分配利益を得るタイプと比較して償還までの期間が短い傾向となっています。早めに回収をした方にとっては向いているタイプのファンド商品といえるでしょう。
【太陽光発電所の建設費用を融資して返済利息で利益を得るタイプのファンドを販売している会社】
日本クラウド証券株式会社
AQUSH
市民ファンド
地元の市民を中心に全国からもファンドへの出資者を募り、太陽光発電などの再生可能エネルギー事業に投資して、事業の収益から出資者に利益分配をする仕組みです。
再生可能エネルギーの普及、エネルギーの地産地消、地元の雇用促進、市民への利益分配などを目的に募集しているファンドが多いようです。収益の一部を地元へ還元しているものもあり、他のタイプのファンドと比較して利回りは若干低い傾向にあります。
※主な市民ファンド
株式会社自然エネルギー市民ファンド
おひさまエネルギーファンド株式会社
備前グリーンエネルギー株式会社。
上場インフラファンド
2015年の4月に再生可能エネルギー発電設備を投資対象として『インフラファンド市場』が東証に開設されました。インフラファンド市場は民間の資金を活用して社会資本となるインフラを整備するためのものとして、政府の成長戦略にも盛り込まれています。
2016年の6月に第一号の会社が上場しており、今後も数社の上場が見込まれています。しばらくの間は太陽光発電を中心としたファンドが多くなってきそうです。
上場企業としての安心感と、上場で得た資金で規模の大きな発電設備に投資できることがメリットとなってくることでしょう。現段階では情報が少ないため、情報が入り次第追記していきます。
※上場インフラファンド
タカラレーベン・インフラ投資法人
いちごグリーンインフラ投資法人
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
東京インフラ・エネルギー投資法人
エネクス・インフラ投資法人
ジャパン・インフラファンド投資法人
太陽光発電投資ファンドのまとめ
いかがでしたでしょうか?
様々な太陽光発電投資ファンドがあるということを理解することで、自分にあった投資方法を見つけられるのではないでしょうか。今回の記事に関しては分かりやすさを重視して、簡単に説明している部分もあるため、実際に投資する際には様々なリスクが潜んでいることもご了承ください。
また、ファンドによって手数料や税金などもかかってくることがあります。メリットだけではなく、それなりのコストもかかってくることも理解しておきましょう。実際の判断にはファンド販売会社などの専門家の意見を参考にすることをオススメしています。よろしくお願いします。
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